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商品説明
圧電現象の基本事項を理解するためのテキスト。圧電方程式の導出といった基本的な内容から、圧電振動解析までを解説。圧電方程式、波動方程式、等価回路を有機的に結び付け、より深く本質的な理解ができる。【「TRC MARC」の商品解説】
圧電デバイスの設計などに必要な振動特性や電気特性は有限要素法ソフトで容易に計算できるが,研究開発の際には基礎的な原理を正しく理解しておく必要がある.
本書は,圧電方程式の理解に限らず,波動現象や複素インピーダンス,弾性力学,集中定数系と分布定数系での振動現象などを関係付けて説明している.また,代数的計算の複雑な3次元ではなく1次元の振動に絞って記すことで,計算結果が示す意味について正しく理解できるように記述している.
計算を確認しながら読み進めることで,圧電方程式と波動方程式,等価回路を有機的に結び付け,より深い本質的な理解が得られる.
圧電デバイスの開発・設計を行うエンジニア必携.【商品解説】
目次
- 1章 はじめに
- 1.1 圧電現象について
- 1.2 圧電材料
- 1.3 直流的な駆動を行う圧電アクチュエータの例
- 1.4 共振を利用した圧電アクチュエータの例
- 1.5 センサとしての圧電デバイスの例
- 1.6 その他
- 1.7 圧電現象の一般的な解析方法
- 1.8 圧電振動子の等価回路を用いた解析事例
- 1.9 本書の構成
著者紹介
森田 剛
- 略歴
- 〈森田剛〉東京大学大学院工学系研究科精密機械工学博士課程修了(博士(工学))。同大学大学院新領域創成科学研究科准教授。
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紙の本
高価だが…
2017/09/03 08:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:月面考古学 - この投稿者のレビュー一覧を見る
240ページでソフトカバーという薄い技術書である割に約5000円、という費用対効果(いわゆるコスパ)が高い本だが仕方がないと思います。
圧電現象に特化して論述している本は、本書以外にはCMCの高度な研究書ぐらいしかないからです。
ただ、こと内容に関しては中身の濃いものだといえます。
機械的エネルギーと電気的エネルギーの変換、波動方程式などの数理的な式展開を順序よく行っている。
しかも、振動軸などに関する数理は、理解の容易さを重視して1次元のそれを説明し、巻末の資料で1次元でないものを掲載するという構成が良い。
この手法を用いてくれているおかげで、本論の大部分で偏微分方程式がなく、難解すぎず敷居が低いからだ。
(勿論、実際の数値処理では偏微分と対決することになるが)
ともかく、この分野で卒研をやりたい学部生や論文を執筆したい院生、そして現場で役立てたい技術者にとっては、高価であるものの非常に大きな助力となるはずです。