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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/05/02
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/173p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-892939-4
紙の本
点と魂と スイートスポットを探して
どんな仕事にも最も有効な結果を残せる「点」がある−。日本を代表するピアニストが、大竹しのぶ、熊川哲也など12人のプロフェッショナルとの対談から得たたくさんの学びや貴重な発...
点と魂と スイートスポットを探して
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商品説明
どんな仕事にも最も有効な結果を残せる「点」がある−。日本を代表するピアニストが、大竹しのぶ、熊川哲也など12人のプロフェッショナルとの対談から得たたくさんの学びや貴重な発見を綴る。『音楽の友』連載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
点(スイートスポット)を使いこなすことは、人生の芯をとらえること。その理想を追い求める魂こそ、一流の証なのだ。
日本を代表するピアニストである小山実稚恵が、雑誌「音楽の友(音楽之友社)」で2年間に渡り連載した対談をもとに新たに書き起こしたエッセイ。
12人のプロフェッショナルとの対談から得た、たくさんの学びや貴重な発見を綴る。
■集録対談者(敬称略)
原田雅彦/荻原健司/岡崎朋美/高橋尚子/大竹しのぶ/野村萬斎/工藤公康/奥野史子/羽生善治/小林寛道/熊川哲也/山崎直子【商品解説】
目次
- 序章
- 第1章 雪と氷とピアノ
- 身近だった雪と氷
- 「点をつかまえて」飛ぶ
- ピアノの音も天候で変わる
- 悪天候のせいにせず、あきらめる
- 舞台を支えるワックスマンと調律師
- 世界一のリンクにする
- スケート靴は素足で履く
著者紹介
小山 実稚恵
- 略歴
- 〈小山実稚恵〉人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、第一線で活躍。文化庁芸術祭大賞など受賞。
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紙の本
あの有名なピアニストの?ええ、そうです。あの小山実稚恵の本なのです。
2017/08/24 02:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
梶山寿子・編著とあるから、中村紘子や青柳いづみこのようにガチで書いているわけではない様子。しかも対談集ではなく対談の思い出を語るエッセイ風の内容である。(この対談は『音楽の友』が企画した連載のものらしい。)
普段はこのようなタレントエッセイっぽいものを読むことは少ないのだが、小山実稚恵の本という意外性に思わず購入してしまった。
副題の「スイートスポット」という聞きなれない単語はスポーツ用語でテニスのラケットとかの最適打球点のことだという。要は、小山実稚恵が、アスリートなど他業種のプロフェッショナルに、おたくではそういうスイートスポットってありませんかねと聞きまくる話。返ってくる答えがブッ飛んでて面白い。
なぜ小山実稚恵でビビッと来たかという話に戻ると、もうずいぶん前になるが、小生が人生で初めてショパンのポロネーズ第5番嬰ヘ短調を聴いたのが、NHK-FMで放送された彼女のライブ演奏だったからで、もうすっかり参ってしまったから。(そういう個人的な話です。)あの時のポロネーズはピアノの鳴りが素晴らしかったし、トリオのマズルカではショパンの香りが漂ってたまらなかった。この本を読んで、あれはスイートスポットを打ちまくっていた演奏だったのかもしれないと長年の謎が氷解した。
小山実稚恵がどういう心がけでピアノを弾いているのか知りたい思いもあり読んだ本書だが・・・これ以上書くとこの本が売れなくなると困るので、これだけ言っておくと、まあ小山実稚恵のお人よしっぽさがにじみ出ていて、分量も大したことはないので、気晴らしに読むにはとてもよい本である。もっとピアニストの辛口、マニアックな話を期待する人ならヴァレリー・アファナシエフの『ピアニストは語る』がお勧め。