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点と魂と スイートスポットを探して みんなのレビュー
- 小山 実稚恵 (著), 梶山 寿子 (編著)
- 税込価格:1,650円(15pt)
- 出版社:KADOKAWA
- 発売日:2017/05/02
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紙の本
あの有名なピアニストの?ええ、そうです。あの小山実稚恵の本なのです。
2017/08/24 02:03
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投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
梶山寿子・編著とあるから、中村紘子や青柳いづみこのようにガチで書いているわけではない様子。しかも対談集ではなく対談の思い出を語るエッセイ風の内容である。(この対談は『音楽の友』が企画した連載のものらしい。)
普段はこのようなタレントエッセイっぽいものを読むことは少ないのだが、小山実稚恵の本という意外性に思わず購入してしまった。
副題の「スイートスポット」という聞きなれない単語はスポーツ用語でテニスのラケットとかの最適打球点のことだという。要は、小山実稚恵が、アスリートなど他業種のプロフェッショナルに、おたくではそういうスイートスポットってありませんかねと聞きまくる話。返ってくる答えがブッ飛んでて面白い。
なぜ小山実稚恵でビビッと来たかという話に戻ると、もうずいぶん前になるが、小生が人生で初めてショパンのポロネーズ第5番嬰ヘ短調を聴いたのが、NHK-FMで放送された彼女のライブ演奏だったからで、もうすっかり参ってしまったから。(そういう個人的な話です。)あの時のポロネーズはピアノの鳴りが素晴らしかったし、トリオのマズルカではショパンの香りが漂ってたまらなかった。この本を読んで、あれはスイートスポットを打ちまくっていた演奏だったのかもしれないと長年の謎が氷解した。
小山実稚恵がどういう心がけでピアノを弾いているのか知りたい思いもあり読んだ本書だが・・・これ以上書くとこの本が売れなくなると困るので、これだけ言っておくと、まあ小山実稚恵のお人よしっぽさがにじみ出ていて、分量も大したことはないので、気晴らしに読むにはとてもよい本である。もっとピアニストの辛口、マニアックな話を期待する人ならヴァレリー・アファナシエフの『ピアニストは語る』がお勧め。
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