２１１９ ９ ２９ （ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ）

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投稿者：ヒトコ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ショートケーキ〜」のスピンオフ。
前作はタイトルの可愛らしさからは想像出来なかったストーリーだったが、
読後タイトルの意味に重みを感じた。今作はそう来たか！、という感じ。
前作は二人の幸せを願いながらの、その選択に多少の疑問も残ったが、
今作と合わせて読むことで、幸せな人生の選択と覚悟により納得がいった。

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投稿者：marimari　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

阿部孝嗣(38歳)×高嶺(ドール)
「ショートケーキの苺にはさわらないで」のスピンオフ

前作で、強烈な個性を発揮しつつも、熱い友情と優しさで感動させてくれた阿部ちんと、訳ありドールの高嶺の、ちょっぴり切なくて温かく幸せな愛の話。
ドールと人間は何が違うの？

切ないのだけど、心の中は温かく幸せで満ちていて、優しい気持ちにしてくれます。

ショートケーキ～の2人の選択も、阿部ちん達の選択もそれぞれ、それで良いのだと思います。みんな違ってみんな良い。
そして、ずっと阿部ちんが疑問に思っていた「人間とドール何が違うのか？」に答えが出ます。

この本で、阿部ちん史が読めます。阿部ちんがどう育って、ドールにハマり、そしてあの優しい阿部ちんになったのか、が良く分かる。
阿部ちんの優しさに、頑なだった高嶺の心が解けていく過程がすごく素敵なんです。阿部ちんの心の中は、高嶺への萌えでいっぱいで、不整脈ならず萌え脈(笑)に苦しんでますが。笑
高嶺の心がほぐれていくにつれ、高嶺の可愛さに萌え転がります。高嶺の作る王蟲のオニギリ(笑)

そして、高嶺の愛がまた泣ける！
もう、これはとにかくラストまで読んで下さい！
9/29が特別な日になります！

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投稿者：NaNa　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

涙が溢れて止まらず。ショートケーキの苺にはさわないでのスピンオフ。南里の親友、阿部ちんの話。阿部ちんほど人の優しい真っ直ぐ正直な男らしさで、複雑な経緯～預かった心閉ざしたツンツンのアンドロイドを溶かしていく過程、波乱の中で愛しい共に歩むなかで生じる寿命の心配、二人が決断したことは、本来の姿で堪らなくなりました。素晴らしい作品でした。南里とシン達もキーワードで出てきます。

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投稿者：あむ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作ショートケーキの苺にはさわらないでのスピンオフ。
前作共に、深ーいお話です。本当に心震える場面が幾つもあります。何度も読み返してるのですが、分かっていてもやはり泣けてきます。主人公の周りの人達まで丁寧に書かれているので、情景がすぐに浮かびます。なので前作から読まれる事をお勧めします。阿部ちんの魅力が満載の今作！最後のエピソードでは、とにかく泣けました。凪良さんの作品が大好きなのですが、私の中のベスト5に入る作品です。

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

悲しい結末だと想像がつくのでずっと積読していた本。
「ショートケーキの苺にさわらないで」を読み、やっと今頃読了。
目が腫れてしまった。
悲しいというより、安倍と高嶺が築いた信頼関係に感動して泣けました。

製造禁止になった裏ドール。
安倍が欲しかった裏ドールの新品はもう入手不能。
中古の裏ドールをひょんなことから手に入れた安倍ちん。
愛想のない裏ドールだけど、安倍ちんは大事に「人格を持った一人」として大事にする。
南里のような決意ない安倍は、老化していく。
老衰していく安倍に併せて、高嶺も老化をメンテナンスしていく。
安倍を看取り、葬儀を終えるまで頑張る高嶺。
そしてエピローグで、「2119 9 29」の意味を知る場面で、すっかり感情移入して、読みながら泣いた。
大事な安倍の為に力を使い尽くした高嶺は、立派な人格を備えたドール。
安倍ちんも高嶺も、お互いに愛に応えようとする姿勢に感動しました。

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投稿者：リリー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ショートケーキの苺にはさわらないで」の主人公の親友『阿部ちん』のお話。

「ショートケーキ・・」の中でも際立って存在感のあるキャラクター阿部ちん。
まっすぐで愛にあふれた揺るぎない信念の持ち主。 お父さんお母さんも登場するのですが、この両親に育てられたからこそ、阿部ちんは誰に対してもこんなにも優しい、ドールサークルの仲間だけでなく周りの人たちみんなにとても好かれていたことが分かります。

阿部ちんの実家が経営し、自身もシェフをしているレストランの客、芝さんから突然ドールを預かることになります。
「世の中すべてのドールを幸せにすることも救うこともできない。だからこそ今の目の前にいる高嶺くんだけでも幸せであってほしいと願っている。」
阿部ちんは正直に、追い詰めないよう時間をかけてドールの高嶺くんの気持ちを解していき、そして彼を愛していることに気付きます。高嶺くんも自分に様々なことを教えてくれる「アベ」に今まで知らなかった感情を抱きます。
途中ヤクザに高嶺くんを拐われそうになりますが、阿部ちんは高嶺くんを守り抜き、高嶺くんもシステムに逆らい阿部ちんを守ります。あの美優ちゃんも助けてくれます。
ドールの『心』を大切にした阿部ちん。
最後の最期までお互いを深く愛し、ふたりが望んだ生き方、最期の迎え方を貫きました。
人間の寿命、ドールの寿命。

「ショートケーキ」と「2119 9 29」は、どちらか1冊ではなく、読むなら2冊とも読むことをお勧めします。
2組の人間とドールの生き方、どちらも2人で共に考え、選んだ道を歩みました。
「ショートケーキ」だけを読んだ時と「2119 9 29」を読み終えた後では、また「ショートケーキ」の感じ方が変わりました。
人間の最期とドールの最期をこんなにも切なくそして美しく表現されるなんて、凪良先生は神なのでしょうか。

次は芝さんのスピンオフを読んでみたいです。どんな生き方をしてきたのか。。どう考えても過酷でしょう。

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投稿者：ちろり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

きれいな涙を流したい時に選ぶ定番作品。
心が洗われる…

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投稿者：まぐろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

もう表紙を見ただけで泣きそうになりました。

阿部ちんがオタクなので口調にもクセがありますが、それがいい。
阿部ちんのドールへの愛が美優や高嶺を救ったのかな、と思うと泣けてきます。

最初はクールだったのに、徐々に阿部ちんに心を許していく高嶺がすごいかわいいです。

前作のキャラも出てきて読み応えたっぷり。
阿部ちんと高嶺は幸せだったんだなあと涙する最後でした。

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投稿者：みお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ショートケーキの苺には触らないで」のスピンオフ作品でした。衝動的に紙の本で購入し、読み終えた感想としては頭が痛くなるくらい泣きました。シンくん達のお話とはまた違った感動、悲しさ、喜び、、、感情が爆発します…。読んでよかったです。

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投稿者：にゃお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作のお話は知らずにこちらだけ買って読んでました。
面白いです。
アンドロイドなので一生一緒に入れないけど・・・。それでもお互いがすっごい好きで、一緒にいる為にやれることもある・・・。
色々考えさせられるお話です。

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投稿者：こよ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ショートケーキの苺には触らないでのスピンオフ。人間とアンドロイドの恋。前作を読んでからの方がいいと思います。とても美しい結末でホロリとしました。

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投稿者：ぺりかん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前作「ショートケーキのー」で心揺さぶられすぎて続編の本作を入手してもなかなか読む勇気が出ず。そろそろ年も明けるしなーとやっと手にするも、読み始めたら止まらない。一気に読了　気づいたら夜が明けてた。涙と眠さで目がツライ。

両思いになった後のふたりに涙止まらず。
前作で優しさの塊だった阿部ちんはやっぱり筋の通ったいい男だった。ドール熱が故にドールたちを肯定し対等に接する阿部ちん、人間に翻弄され続けたふたりのドールもマスターへの忠誠とは違う絆＝愛情を自覚する。ここ前作の南里くんに通じるの、彼もドールに心があると確信していた。作中でドール後進国の日本は現在に通じる融通の効かなさでがっかりだ。

前作でふたりはドールとして生きる道を選んだのに対し、今作はドールが人間に寄り添う形で「天寿を全うした」。愛する人の死後すべてを美しく整え美優を彷彿とさせる「ドールらしい最期」を迎えた高嶺。けれどそれは人として理想の死のひとつではないか。震える。そして泣いた。

今回のキーマン　芝が前作で描かれていたリョウのお相手では？うわーっ気になるぅ。是非こちらもスピンオフお願いしますっ

凪良さんが描こうとしたものに確実に触れた気持ちになれるとても優しい読後感　オススメです。

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投稿者：やちゃまる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

凪良さんファンなので作家買い。
不覚にも読む前にネタバレを目にしてしまい、あちゃ～って思ったけれど、でも知ってて良かったかも・・・と中盤から終盤に向けての流れを読みながらそう思いました。
そうでないと涙、涙で読めなかったかも。。。
重々しい場面もたくさんあったけれど、とてもとても大きな大きな愛の物語を初めから終わりまで、しっかり読ませてもらえたと思います。
なんとなく感じる読後の寂しさの余韻は、阿部と高嶺の幸せを一緒に感じさせてもらえたからだと思います。
読み終わった後、タイトルを見たら、また泣けてくる・・・。

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投稿者：なるねこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ショートケーキの苺にはさわらないで」のスピンオフとのことですが、そちらを読んでいなくても楽しめました。
ただ時々、過去の話が出てくるので「ショートケーキ〜」を読んでいた方がより楽しめたのかなぁと思います。

読み終わってすぐよりも2、3日経ってふと思い出したときにじーんと来ました。
最後のシーンを思い出すと仕事中にも関わらず泣きそうになりました。
「ショートケーキ〜」も読んでみたいと思います。

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投稿者：生姜と檸檬　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「ショートケーキの苺・・・」がすごくよかったので購入しました。
内面男前なあべちんのどんな物語なのか、興味がありました。
ぶれない芯の強さ、大切なものを守り抜く姿勢、あべちんに惚れ直しました。
南里とは違うドールとの生き方、これもまた別の幸せの形なのかと涙しました。

「ショートケーキ・・・」にも今作にもリョウさんのスピンオフ書いてくださる伏線があったように思うのですが・・・
凪良ゆう先生、お待ちしています！