「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
なれる!SE 16 2年目でわかる?SE入門 (電撃文庫)
著者 夏海公司 (著),Ixy (イラスト)
工兵の総務部への異動話も待ったなしの状況に。スルガシステムの未来と、立華のいるSE部を守ること、そして自身のエンジニアとしてのキャリアに悩む工兵の選ぶ道とは…。SE残酷物...
なれる!SE 16 2年目でわかる?SE入門 (電撃文庫)
なれる!SE16 2年目でわかる?SE入門
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,790円(89pt)
- 発送可能日:購入できません
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
工兵の総務部への異動話も待ったなしの状況に。スルガシステムの未来と、立華のいるSE部を守ること、そして自身のエンジニアとしてのキャリアに悩む工兵の選ぶ道とは…。SE残酷物語完結編。【「TRC MARC」の商品解説】
工兵、次郎丸、梅林 VS 立華、藤崎の対決となった総合商社二社のインフラ統合案件は、暗躍するスピリッティアの貝塚の介入もあり、業界全体を巻き込む事態に。国内の主要なIT企業を押さえられ、案件を進める術を失った工兵が目を向けたのは……まさかの海外大手!?
一方、工兵の総務部への異動話もまったなしの状況に。スルガシステムの未来と、立華のいるSE部を守ること、そして自身のエンジニアとしてのキャリアに悩む工兵の選ぶ道とは──。
萌えるSE残酷物語、感動のシリーズ本編完結編!【商品解説】
著者紹介
夏海公司
- 略歴
- 2007年『葉桜が来た夏』で第14回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞。代表作に電撃文庫『なれる!SE』シリーズがある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
それでも我々は戦っていく
2020/02/18 23:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:樫井行人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さて、当シリーズも堂々の完結です。
我らが工兵君はどこまで行ってしまったのでしょうか??
物語についてはちゃんと大風呂敷が広がって、いよいよ業界全体の再編にもつながるところまでやってきた。
政略的レイヤーからの話が続き、物語としてきちんと盛り上がりを見せ最後は大団円。
大団円?
最後の工兵の姿に対してほっとした一方で、なんともいえない後味の悪さが残った。
おそらくその後味の悪さは本編中とあとがきにてつきつけられる本邦IT業界への絶望感ゆえであろう。
「IT系のスキルが重要なんて誰も本気で思っちゃいないからだ」
アルマダ社長ローズの言葉はあまりにも苦くて重い。
現実として、そのようなIT会社・IT部門の姿というものを自分はよく知っている。
「結局みんな技術なんて好きじゃないんだよね? ITという名のつく会社でサラリーマンやってるだけなんだよね?」
著者夏海さんの問いかけが胸に突き刺さる。
それらを踏まえた上でこうも思う。
「だからどうした?」
と。
業界自体についてはそうかもしれない、ダメな会社はダメなままかもしれない。
だからといってそこにいる自分を否定したりだめ出ししたりする必要もない。
工兵の姿が魅力的なのは、業界に対する諦観は別として自分自身もそういった戦い方を続けたいからなのではないかと思う。
みんなできてないからもうダメだ、という前に自分くらいは戦ってみてもいいじゃないか。
そんな気持ちが中年のおっさんにも持ち上がってきた。
ホントこのシリーズはひねくれた応援歌だとつくづく思う。
本編を最後に締めるあるプロジェクトマネージャーの箴言も、あとがきを締める作者のエピソードも、心を揺さぶられずにはいられない。
軽い気持ちで手に取った本シリーズだが、結果として節目節目でエンジニアとしての自分というものを見つめ直すきっかけとして座右にあり続けそうだ。
完結お疲れ様でした。
紙の本
まさかの大団円
2017/09/11 17:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメ化されるんじゃないかと期待していたのだけど、もう無理かな。残念。
サブタイは「萌えるSE(System Engineer)残酷物語」、平凡な大学生だった桜坂工兵くんが、いきなり中小IT会社のブラックな環境に放り込まれ、鬼軍曹・室見立華らの理不尽なOJT(On the Job Traning)で鍛え上げられ、意外にもハイスペックな活躍を見せるこのシリーズ。
IT業界の不条理を鋭く浮き彫りにし、SE志望の学生を激減させたと言われるこのシリーズですが、至る所にITに係わる正論、名言がありました。
ヘッドハンティングを受けるか、社内異動か、二つに一つという局面に追い込まれた工兵くんが最後に選択した意外な道。損得でいったらありえない。
著者の夏海公司さん、SE辞めてラノベ作家になったくせに、SEという職業は愛しているんですね。