「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
江戸の高利貸 (角川ソフィア文庫)
著者 北原進 (著)
江戸のサラ金「札差」。享保9年株仲間を結ぶ以前の状況や、幕府権力と癒着した18世紀中期の発展、寛政・天保改革の債権帳消し令、維新前後の営業分析など、発生から消滅まで、金貸...
江戸の高利貸 (角川ソフィア文庫)
江戸の高利貸
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
江戸のサラ金「札差」。享保9年株仲間を結ぶ以前の状況や、幕府権力と癒着した18世紀中期の発展、寛政・天保改革の債権帳消し令、維新前後の営業分析など、発生から消滅まで、金貸し商人の実態を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
蔵米取の旗本・御家人1万数千人を相手に、俸禄米を対象とする高利貸金融をわずか百人ほどで独占した札差。金を貸した恩を利用し、返済不能にして証文を書き替えさせ、最後の月はひと月分二重取りまでして莫大な利益を得ていた。しかし、幕府の基盤を揺るがすこのシステムは永くは続かなかった。高利貸の成立と繁栄、武士の困窮と借金棒引きの歴史を丁寧に解説。粋や通の文化を生んだ札差から、知られざる江戸の姿を描き出す。【商品解説】
目次
- ニッポン高利貸資本論
- 現代の高利貸
- 江戸の高利貸
- 札差の登場
- 蔵米取と札差
- 蔵宿師VS対談方
- 十八大通
- 幕府の札差援助
著者紹介
北原進
- 略歴
- 1934年東京生まれ。立正大学名誉教授。専門は近世民衆史。地方史研究協議会委員、東京都下の文化財保護委員、江戸東京博物館都市歴史研究室長などを務める。著書に『百万都市 江戸の生活』『百万都市 江戸の経済』(角川ソフィア文庫)など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
国の富とは?
2023/06/04 09:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代の支配者階級の多くは、「国の富=米」と信じて疑わなかった、江戸時代の武士の窮乏化はこの点に尽きると思う。本書はこの課題を直接取り上げることはないが、根本原因に対策をせず、糊塗策に終始するとどうなるかを描いている。本書の主人公である札差もこの矛盾した体制に依存しているため、幕府と運命を共にした と書いてあるのが実に感慨深い。