「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
数えずの井戸 (中公文庫)
著者 京極夏彦 (著)
足らぬから。欠けているから。永遠に満たされぬから…。お菊はなぜ、井戸端で皿を数えるようになったのか。京極夏彦による、はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。【「TRC ...
数えずの井戸 (中公文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
足らぬから。欠けているから。永遠に満たされぬから…。お菊はなぜ、井戸端で皿を数えるようになったのか。京極夏彦による、はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。【「TRC MARC」の商品解説】
お菊はなぜ井戸端で皿を数えるようになったのか――
それは、はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。
「おはなし」となったある事件を、独自の解釈で語り直す江戸怪談シリーズ第三作。【本の内容】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
京極夏彦氏の傑作です!
2020/08/13 09:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『魍魎の匣』(日本推理作家協会賞)、『嗤う伊右衛門』(泉鏡花文学賞)、『覘き小平次』(山本周五郎賞)、『後巷説百物語』(直木三十五賞)、『西巷説百物語』(柴田錬三郎賞)など数々の傑作を発表されている京極夏彦氏の作品です。同書は、いく度も奉公先を追われる美しい娘・菊が主人公として繰り広げられる物語です。慾のない菊の姿はやがて、つねに満ち足りない旗本青山家当主・播磨の心に触れるが、菊の父親の因果や、播磨の暗い人間関係が、二人を凄惨な事件に突き落とします。「数えるから、足りなくなる」といった意味深な言葉とともに、欠けた皿と心の渇きに惑う人々が織りなす、今まで語られなかった「皿屋敷」の真実が明らかになっていきます。続きは、ぜひ、同書をお読みください。