孤独な富豪の愛する花嫁 （ソーニャ文庫）

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投稿者：vanilla　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

第八章 「愛する者」より抜粋

ちら、と隣を見ると、クリストファーがセルマを見て微笑んでいる。その微笑みが、セルマの胸を強く締め付ける。締め付ける紐の名は《幸福》というのかもしれないし、《愛》というのかもしれない。

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素敵ですねぇ。

主人公の二人をジレジレしながらも応援したくなります。
美しい使用人、という表現が何度か出てきますが、筆者のその言葉選びの向こう側にソーニャらしい闇がうっすらと見え隠れして秀逸。
言い表し方で伏線をはる、モヤッとさせるなんて。

キャラとしては代理人も好き。
読んでのお楽しみです。

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投稿者：Nonn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

愛されること、愛することを教わり、新妻とともに生きていく決断をする。とても素敵なお話しでした。

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投稿者：けい　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とても良いお話しでした
二人の感情の変化を丁寧に描写されていて読み応えがありました
特に終盤のクリストファーがセルマを迎えに行く場面が良いと思います
最後は子供も生まれて幸せそうな二人でいい読後感でした
この作品の様な素敵な物語に出会いたいものです

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投稿者：肉丸　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

[ストーリー]
大きなトラブルが二つ発生しますが、二つ目のトラブルで突然新キャラが登場し、唐突感があります。トラブルにボリュームが割かれているため、主人公とお相手の甘いラブエピソードが少なめです。
[キャラ]
主人公とお相手二人とも、優しさゆえに相手の想いを尊重して身を引いてしまうタイプです。
優しいヒーローが好きなかたには良いかもしれませんが、ソーニャの典型的な意地でもヒロインを手放さない執着系ヒーローが好きなかたには物足りないかもしれません。
[ラブシーン]
ラブシーンは多いですが、あっさりです。
想いが通じあうまでは、ほぼ同様のプレイが何度も繰り返されるので飽きやすいです。想いが通じあってからのラブシーンも薄めなので、濃厚なラブシーンを求めているかたには向かないかも。
[イラスト]
安定していて綺麗です。

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投稿者：SWW　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最後の盛り上がりを中盤に持ってきて、
もう一捻りあって欲しかった。
推敲が甘いのか、
序盤、
父が一度読んだ後屋敷のどこかに置いた本
をその後すぐに、
父が死んでからつらくて（その本）を見れなかった。
と書いてあり、
本は所在不明なのか、
所在を知りながら見ないようにしてたのか
どっちなの？とがっかりした。

セフレをキープしたい（ようにしか思えない）ヒーローと
妻子持ちで愛人欲しがってる当て馬
かろうじてヒロインの希望を尊重するヒーローの方が当て馬よりもマシ。

という感じで物語はハッピーエンドに向かうけど、

ヒーローが矛盾した心情と行動に
俺はいったい何がしたいんだ？
と自問したシーンでは、それが終盤のことだけに、

全く何したいんだよ？

と呆れた。
ヒーローが素直になるのと
ヒロインが自分の意思をしっかり相手に訴えるのが、終盤でなく中盤であったなら…物語がもたらず、よかったのにと思う。