これからのSierの話をしよう エンジニアの働き方改革

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崩壊するだの死滅するなどと叩かれているSI業界に救世主が登場！少なくともユーザ企業はSI企業が不在ではビジネスを進めることはできなくなるので、自信を持ってビジネスを推進していこうと呼びかけるも、悪いところは改めよと啓蒙するのが本書です。
重要なのはエンジニアを育てることであり、より大きな成長を促すためには会社も成長する必要があるということです。その為の施策については、弊社でも既に行なっていることや、行なったものの失敗したこと、そして未だ行なっていないことなど色々書かれていて、考えを新たにするヒントを頂きました。
退職率を下げるために、退職者にはなぜ退職するかのアンケートを取るとの一節がありました。まさかこれをすぐ使うことになるとは思いませんでしたが。。。
とても勉強になりました！中小零細SI企業経営者必読です。

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感度の高いSIerは一度は考えた点が記載されている。嫌われているこの業界でどう生き残るか、みたいな話だが読むメンバーはこの辺のリスクを感じて読んでいると思うので、どう生きていくか、に関しては細分化してもう少し具体論が欲しい。

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タイトル：20180528_これからのSIerの話をしよう(エンジニアの働き方改革)
作者：梅田弘之

「SIerとは、システムインテグレーション（SI）を行う業者のことである。SIに「～する人」という接尾辞「-er」を付けてできた造語である。
システムインテグレーションとは、システムを構築する際に、ユーザーの業務を把握・分析し、ユーザーの課題を解決するようなシステムの企画、構築、運用サポートなどの業務をすべて請け負うことである。これらを行う業者がSIerである。
SEとも似ているが、SIerは、コンサルティングを中心とした業務がメインであるのに対し、SEは、技術を中心とした業務がメインである。ただし、中小規模の企業になると、SIerと同じような業務をすべてSEが行っている場合もあるため、明確な定義はしにくい。」
だそうだ。(出典：IT用語辞典バイナリ )

SEとは区別なく使っていたが、なるほどね。

この本は、「これからの『SIer』の話をしよう」(https://thinkit.co.jp/series/5879)の内容を元にしているようだ。

この本に面白いことが書いてあった。
「エンジニアは、この会社が自分を育てようとしていないと思った時に離職する」
ホントそう思う。「エンジニアにとって一番の宝物は『自分の技術スキル』です。それを会社も尊重して大切にしてくれていると感じているなら、エンジニアはやめません。」P.59
上に立った時に気を付けよう。

P.79にMBOの弊害を記載している。
アメリカではとうに使われなくなったMBO。日本はいつまで使い続けるのか？

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身につけるべきだと思う（身につけた方が将来的に有利になると思える）技術を自発的に身につけるようにして、どんな会社、どんなビジネススタイル、どんな働き方でも生き残れるように各々が努力することで活路が見いだせる。常駐・派遣ビジネスの問題点がすごくうなづけるが、結局、常駐・派遣中心の会社では将来的に生き残れないという予想通りの結論に。このIT土方の仕組みは変わっていけるのか否か、ターニングポイントに差し掛かっているのではないだろうか。

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SIerは常駐での労働時間に応じて安定的な利益を得ている。
SIerは日本での傾向。
SEは勉強し続けなければならない。新しい技術は次々と出てくる。
セミナーや外部コミュニティへの参加で、社内で得られない知識を身につけよう。

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SIerの経営者や管理職が、どのようにすれば体質改善をできるかが述べられている。
今の自分にはまだ必要なさそう。