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紙の本
まほろばの王たち (講談社文庫)
著者 仁木英之 (著)
家を焼かれた物部の姫・広足は験者の長・大蔵に連れ歩かれていた。ある時、瀕死となった大蔵は賀茂の行者・小角に助けを求める。師を助けるなら自身を捧げろと言う小角に広足は頷き…...
まほろばの王たち (講談社文庫)
まほろばの王たち
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商品説明
家を焼かれた物部の姫・広足は験者の長・大蔵に連れ歩かれていた。ある時、瀕死となった大蔵は賀茂の行者・小角に助けを求める。師を助けるなら自身を捧げろと言う小角に広足は頷き…。物部の姫と小角、古の神々の冒険を描く。〔2014年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
大化の改新から四年。朝廷の権勢が増すにつれ、都と山の民の紛糾は激化。都では鬼が現れ、山からは神が姿を消していた。物部の末裔である広足は、葛城に住まう験者・役小角に仕え、民同士が争わず共存できる道を探る。神や妖たちとの呪術戦、仲間を信じ奔走する者たちの姿に胸躍る傑作冒険ファンタジー!【商品解説】
目次
- 序章
- 第一章
- 第二章
- 第三章
- 第四章
- 第五章
- 第六章
- 終章
著者紹介
仁木英之
- 略歴
- 1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部卒業。2006年『夕陽の梨 五代英雄伝』で第12回学研歴史群像大賞最優秀賞、『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。他の著作に「僕僕先生」シリーズ、「千里伝」シリーズ、「五代史」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「ちょうかい 未犯調査室」シリーズ、『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』(上・下)、『千夜と一夜の物語』などがある。
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美少女?好き
2018/07/02 01:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
大化の改新後の大和で役小角が活躍する物語。
この作者は美少女(容姿)と飯炊きに妙なこだわりがある。
僕僕シリーズだと性別不詳の僕僕先生が両方担うのですが、この物語では美少女は男の小角、飯炊きは小角に従う少女となってる。
小角の容姿が「八尺の大きな体であるが、表情は童子のようにあどけなく、そして少女のように美しかった。」って、どんなん。なんかきもい。ビジュアルがないので読むのに抵抗はないが想像したくない。
僕僕シリーズもこの話も、主役は圧倒的な力を持っていてある意味ずるい。
僕僕シリーズだと狂言回しの王弁君がいてバランスがとれているけど、こちらは負ける要素がない。
さらには後の持統天皇が、後年のフィクサー的な役割そのままに妖力を発揮して活躍している。とても4歳児とは思えない。後の天武天皇がいいようにあしらわれている。よくある異世界もので、前世の記憶があり子供なのに異彩を放つという感じ。
一方、ヒロインのはずの飯炊き少女が、世が世なら皇后という出自なのに、そのときの主に従うだけで最後まで垢抜けない。
筋は、朝廷に従わせようとする為政者と古き山の民の軋轢をいかに解決するかというもので、高天原が出雲などの古き神をどう従えたかという日本神話の焼き直し。