電子書籍
二十四節気と七十二候
2021/06/29 21:05
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
花柚と永谷氏の結納も滞りなく済み季節は秋へ。
いつも読んでいて思うのはこの本の登場人物たちは季節の行事を大切にしていること、彗太が毎日切り取る暦に書かれている二十四節気と七十二候を紹介している部分が好きだ。
普段見慣れない言葉の中に含まれる日本人の洞察力やさりげない気遣いを感じ、日本人に生まれて良かったと思うひと時だ。
花柚の兄の帰還に関しての彼女の決断は素晴らしいと思う。
安易に今の自分の都合で兄の帰還を喜ぶのではないところに彼女の矜持を感じる。
紙の本
お兄さんが
2021/02/16 16:21
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
お兄さんが帰ってきましたね。
どこかのタイミングで出てくるかなとは思ってたけど。
たまごサンドと言えば、ゆで卵のやつだなあ。
卵焼きのサンドイッチがあるのを知ったのは、けっこう最近。
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楽しみにしていたシリーズの新刊。
今回も良かったけど、なんとなく普通。
楽しく読めたけど、最後の美津彦の話しか記憶に残らなかったなぁ。
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シリーズ3作目もほっこりしました。
美味しそうな料理の数々、優しくも厳しい人たち、気持ちがふくふくとなります。
今回は彗太のスランプや、花柚さんの失踪していた兄・公篤が現れたり(「開拓時代」に笑ってしまいました)、ちどり亭のオーナー問題などもありましたが、とりあえずの決着が付いたので良かったです。
それから三津彦さんの株がどんどん上がっていくのですが…展開に「!」となったうえに、番外編でぐっときました。松園さんも好きです。
そしてやっぱり、料理のコツとレシピが素敵です。レシピ本が欲しいです。
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さすがに前巻で終わりかと思ったのだけれど新刊がでて嬉しいです。
花柚さんが弁当屋から離れてしまうことで始まったオーナー問題も何とかなりそうでよかったです。
でもあの伏線が回収?されるとは思いませんでした(笑)
本気かな?ww
この本に出てくる料理はやっぱり丁寧で思わず食べたくなります。
ただ私は料理超初心者なので今回の中でできるのはサンドイッチだけだと思います。トホホ。
でもいつか自分でお弁当を作って食べたいな。
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大好きなシリーズの3作目。
花柚は総一郎の結婚にともない、ちどり亭から手を引かなければならなくなる。彗太が大学を卒業後に引き継ぐことになったが、オーナーを探さねばならず――。
相変わらず花柚さんが可愛いなぁ♡
ほんわかしてるけど、芯がしっかりしてるところが素敵。
花柚さんをはじめ、彗太も総一郎さんも美津彦さんも松園さんも…登場人物がみんな魅力的。
配膳司(配膳さん)という職業を初めて知った。
彗太も言ってたけど、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるなぁ。
オーナー探しに苦戦していたけど、最後はやってくれました美津彦さん!
『四百宿四十飯の恩を精算する。これで店を引き取ろう。俺がオーナーだ』
美津彦さん~~~!!
やっぱり好きだわ(笑)
今回は番外編も収録されていて、美津彦さん目線のお話でした♪
続き、もちろんあるよね?
ずっと、続いてほしい作品です。
2021.3再読
今までは家庭で、自分で食べるための料理を教わってきた彗太だけど、店を継ぐためにお店で出せるように改めて教えてもらうことに。
均一のクオリティにするのが難しいよね。
今巻もおいしそうな料理が目白押しだったけど、特にフルーツサンドの描写がたまらなかった!
“真っ白いホイップクリームにきらめく、皮の紫色がほんのり残った巨峰に、淡く黄味がかった洋梨。
黄色のカスタードクリームから顔を見せる赤いいちごに、ピンクと白のまじった桃。
くだいたナッツははちみつと絡んできらめき、チーズと一体化している。
サンドイッチの切り口からのぞくフルーツとナッツは宝石のよう。”
今すぐ食べたい…。
店のやり方を分かってくれるオーナー見つかるかな…と思ってたら美津彦さんんんん!!
「四百宿四十飯の恩を精算する。これで店を引き取ろう。俺がオーナーだ」
美津彦さん、やってくれたよ!!
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待望していたシリーズの新刊。
相変わらず美味しそうな描写がいっぱい!ナス嫌いなのに、読んだら食べたくなってきた。
光津彦編では、料理に関心がない人でもできるようなやり方が書かれてて、仕事で料理をしなくちゃいけなくなった今の自分にありがたかった。
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どんどん物語の進め方がスムーズになっている気がする。ただ、1、2巻と比べると事件が小粒の印象。 花柚さんが意外とやきもち焼きだった点がちょっと嬉しかった。所々に散りばめられているおばあちゃんの言葉が響く。特に「やれる範囲でやればいいんだよ」にはほっとさせられた。この本のレシピが本当に欲しい!
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【花柚と総一郎の結婚が決まった。しかし難題が花柚に降りかかる――。】
京都は姉小路通沿いにこぢんまりと建つ仕出し弁当屋「ちどり亭」。その店主の花柚は、婚約者との結婚にともない、店を畳まなければならなくなる。しかしバイトの彗太が店を継ぎたいと申し出たことで、彼が大学を卒業するまでの二年間は、店を続けられることに。
安堵したのもつかのま、花柚は祖父から「ただしオーナーも店主も辞めること」という条件を出される。
名義とお金だけ貸してくれて、現在の店のやり方を守ってくれる人――そんな都合のいい人を果たして見つけられるものだろうか……。
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京都の小さなお弁当屋さん、ちどり亭のシリーズ、三作目。
アルバイトの大学生、そして、今ではちどり亭の後継者を目指す、小泉彗太(こいずみ けいた)の目を通して描かれる、花柚さんの料理と恋、二十四節季に彩られる京都の四季。
有職を今に伝える名家のお嬢さんにして、お弁当屋さん「ちどり亭」の店主・蒔岡花柚(まきおか はなゆ)は、幼いころからの恋をようやく実らせ、許婚の永谷総一郎(ながや そういちろう)との結婚が決まる。
しかし、家の大人たち、特に、ちどり亭の家主である祖父からは、名家の跡取り同士の結婚を許す条件として、店をたたみ、花柚は店主をやめること、経営にかかわってもいけない、という条件を出される。
彗太が店を継ぐと申し出たことで閉店だけはまぬかれたが、別のオーナーを探すことになった。
そういう悩ましい状況を軸に…
なぜ料理をするのか、という大切な話が語られる。
11.草露白(くさのつゆ しろし)、漆塗りと栗おこわ
目に見えるもの、舌に感じる味…
人それぞれ、違っている。
お客さんに、自分の作ったきんぴらを「おいしくない」と言われ、彗太は人に料理を出すことが怖くなり、店を継ぐことの重さを今更ながらに感じる。
12.鶺鴒鳴(せきれい なく)、配膳さんと海老フライ
ちどり亭はお弁当を作ることを商売にしているわけだが、普通の人がお弁当を作る相手は、ごく親しい、家族やそれに準ずる関係の人に限られる。
案外面倒見のいい美津彦が連れてきた大学生、康介の、ちょっと微笑ましい勘違い。
13.鴻雁来(こう がん きたる)、野菜嫌いとつくねの照り焼き
親が子供の成長に願うこと。
とくに、一番気にかけるのは、成長に大きな影響を及ぼす“食べるもの”のことかも知れない。
大きすぎる愛情に反発するのも、子供の成長ではあり、
いつまでも甘え続けるのは大人になりきれない証拠でもある。
14.虹蔵不見(にじ かくれてみえず)、サンドイッチと琵琶の音
この、ちどり亭の物語の中で、最大の事件と言ってもいい。
花柚がこれまでの思いに始末をつけて、自分の意思でこの先を歩むためには必要だった再会。
藤沢先生の言葉、「誰かのために生きてはいけない」を、花柚が大切な人に贈る。
おいしい料理を作ってくれる誰かがそばにいてくれれば大丈夫。
番外編 月見る月はこの月の月
“ダメな京都の男の代表”から救いの神と化した白河美津彦(しらかわ みつひこ)視点で語られる、3巻のいきさつの裏と、ここにも母親の料理の呪縛から逃れようともがく、美津彦の女友達・村上莢子(むらかみ さやこ)の話。
人は半年で、細胞ごと生まれ変わる?
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シリーズ3作目。
京都の小さな弁当屋が舞台。
店主の花柚が結婚に伴い、店を畳まなくてはいけないことになり、主人公が大学卒業後に継ぐことになる。
そのために起こる色々な出来事を中心に話が進む。
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花柚さんが店主の「ちどり亭」結婚に向けおじいさんからオーナーを見つけろと言われアクセくする間に、失踪していたお兄さんがやってくる
話。
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京都の仕出し弁当屋「ちどり亭」の店主花柚の周りで起きる出来事と弁当のメニューの物語。
読みながら栗おこわとサンドイッチが食べたくなった。
印象に残った文章
⒈ 目の前でお客さんの食べるところを見られるレストランや食堂とちがい、お弁当は相手の反応を直接見ることができない。
⒉ 怒られるのが嫌だからやるなんて、そんなの見込みないわよ。
⒊ ものを作る人間は、みんなそうやろ。最初からうまくはいかん。
⒋ 日々が連なって人生になるのだから、おいしいものを作れる人は、それだけで日々小さな幸せを連ねていける人なのだろう。
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シリーズ3作目。
このシリーズを読むともっと四季を大切にしたい、もっと丁寧に食材と向き合いたいって思えます♪
要所要所にでてくる花柚さんからの料理のアドバイスは私もメモを取りながら物語を進めています^^
四季折々の食材を愉しむ。
それって今のようにスーパーに行けばどの季節の食材も並ぶ便利な時代では、知識が無いとできないこと。
一番美味しい時期に、愛情をもって料理することを教えてくれるそんな大好きなシリーズです♪
二十四節気七十二候を教えてくれるのも楽しみのひとつです^^
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今回も人の想いのこもった優しいお話だった。
ただ今までよりも重い展開が多かった印象。
ちどり亭を継ぐことを決心した彗太にはプロの料理人としての怖さを経験するという試練が待っていたし、花柚さんの前には行くへ不明のお兄さんが現れて覚悟を問われる場面がやってくる。
そのどちらにも、実にこの物語らしい相手を想い遣る前向きな結末が語られて、あー、いいなあ。とてもいい。
読み終わって幸せな気持ちになる物語だ。
それにしても美津彦さんがこんなにまともになって行くとは思わなかった^^
あと、どの巻もそうなんだけど、読むと自分も料理したくななってくるよ。
これでおわりかなと思っていたら、まだ続くんだね。
うれしい。