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紙の本
誰かの家 (講談社文庫)
著者 三津田信三 (著)
家出少年が計画した空き巣狙い。悪乗りした友人が侵入先として見つけてきたのは、近所でも有名な幽霊屋敷で…。表題作ほか、思わず背筋が寒くなる怪奇短篇6篇と、エッセイ1篇を収録...
誰かの家 (講談社文庫)
誰かの家
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商品説明
家出少年が計画した空き巣狙い。悪乗りした友人が侵入先として見つけてきたのは、近所でも有名な幽霊屋敷で…。表題作ほか、思わず背筋が寒くなる怪奇短篇6篇と、エッセイ1篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
表題作を含む6つの短篇恐怖小説集。得体の知れない恐怖が背中に貼りつき、うごめき続ける。三津田怪異ホラーの戦慄が読者を待つ。
「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」
拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。
怪談の形で迫る六篇、三津田信三恐怖譚集。
再会した中学時代の友人は、奇妙な話を語り出した。幽霊屋敷と噂の奇っ怪な邸宅。無人でも廃墟でもなく、時折人影や窓の明かりが目撃されるという。不良少年だった彼は悪友に唆され、半ば肝試しのように館に独り忍び込む。(表題作)日常の裂け目の奥底で戦慄が踊る、身も心も総毛立つホラー短篇小説集。
怪異譚が紡ぐ悍(おぞ)ましきものがひたひた迫り来る。【商品解説】
目次
- つれていくもの
- あとあとさん
- ドールハウスの怪
- 湯治場の客
- 御塚様参り
- 誰かの家
収録作品一覧
つれていくもの | 7−50 | |
---|---|---|
あとあとさん | 51−104 | |
ドールハウスの怪 | 105−162 |
著者紹介
三津田信三
- 略歴
- 編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス/『忌館』と改題、講談社文庫)で作家デビュー。2010年『水魑の如き沈むもの』(原書房/講談社文庫)で第10回本格ミステリ大賞受賞。ホラーとミステリの融合を試みる独自の作風を持つ。近刊に『魔邸』(KADOKAWA)、『忌物堂鬼談』(講談社ノベルス)、『わざと忌み家を建てて棲む』(中央公論新社)、『黒面の狐』(文藝春秋)。作家三部作(講談社文庫)、刀城言耶(原書房/講談社文庫)、家シリーズ(光文社文庫/角川ホラー文庫、KADOKAWA)、死相学探偵(角川ホラー文庫)、幽霊屋敷(中央公論新社)など、シリーズ作品多数。刀城言耶第三長編『首無の如き祟るもの』は『2017本格ミステリ・ベスト10』(原書房)の過去20年のランキングである「本格ミステリ・ベスト・オブ・ベスト10」第1位となった。
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贅沢な6つのホラー短編集
2021/04/29 03:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
贅沢な6つのホラー短編集。全てではありませんが、誰かが体験した怖い話を紹介するという形式。当たり外れは感じたものの、いろんなバリエーションがあって楽しめました。雰囲気的な好みでいうと『湯治場の客』山奥深くの湯治場にやって来た主人公。旅館で偶然知り合った隣の部屋の客と一緒にいる時になぜかどこからか男性の声が聞こえるという体験をするというもの。怖っと思ったのは表題作と『ドールハウスの怪』、どちらも家の中を題材にしたものですが、得体の知れない怖さを堪能できました。
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あとあとさん
2020/01/20 13:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとあとさんが一番面白かったです。怖差は控えめでしたが、普通に面白かったですし、短編なので短い時間で読める。