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紙の本
哲学の練習問題 (講談社学術文庫)
著者 河本英夫 (著)
人は、なぜ自転車に乗れるようになるのだろう? なぜ逆上がりができるようになるのだろう? からだに「聴く」から脳に効く! 発達をリセットし、新たな能力の形成運動を引き起こす...
哲学の練習問題 (講談社学術文庫)
哲学の練習問題
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商品説明
人は、なぜ自転車に乗れるようになるのだろう? なぜ逆上がりができるようになるのだろう? からだに「聴く」から脳に効く! 発達をリセットし、新たな能力の形成運動を引き起こす、オートポイエーシスの練習問題を紹介。〔「哲学、脳を揺さぶる」(日経BP社 2007年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
私たちの身体と心には、まだ開発されていない能力が無数にある。しかし、それは「学習」では開発できない。発達をリセットして、能力を形成すること。それは「名詞」ではなく「動詞」の経験であり、そのためには実際にやってみるのが唯一の方法である。本書では、オートポイエーシスの第一人者として知られる著者が、一人でもできるエクササイズを数多く紹介している。これらを実行したその先には、未知の自由が待っている。
後ろ向きに走ることができますか? たぶん、多くの人は全身に「違和感」が生じて、数メートルも走れたら上出来でしょう。
それが難しければ、今度は横歩きしてみましょう。身体の右を前にしても、左を前にしても、身体は同じように動いてくれるでしょうか。
──本書は、こんなエクササイズを身体だけでなく心や思考にも施して、もっと自由に生きられるようになるための教科書です。
身体にせよ、思考にせよ、私たちにはまだ開発されていない能力が無数にそなわっています。でも、「学習」によっては、それを開発することはできません。大事なのは、能力を作り出すこと。そのために、発達をリセットすること。本書には、それを一人でも実行できる具体的なエクササイズが数多く紹介されています。
経験は「名詞」ではなく「動詞」です。本書を手引きに、触覚とイメージを使ったエクササイズを実行してみれば、今まで知らなかった自由の中にいることが分かるでしょう。それこそが「哲学」の力です。
さあ、未知の自由に向かって一歩を踏み出しましょう!
【本書の内容】
練習問題1 創造性への屈伸運動
練習問題2 浦島太郎の玉手箱の秘密
練習問題3 意味の手前で……
練習問題4 目盛りを変える、目盛りをなくす
練習問題5 見えないのに知っている、触れている
練習問題6 目はいかにして生まれたか
練習問題7 スチュアート君の指先
練習問題8 寺田寅彦とともに
練習問題9 日常性のほんの一歩先
練習問題10 見えないが自明な行為の手がかり
練習問題∞ レッスンの終わりに【商品解説】
目次
- はじめに
- 練習問題1 創造性への屈伸運動
- 練習問題2 浦島太郎の玉手箱の秘密
- 練習問題3 意味の手前で……
- 練習問題4 目盛りを変える、目盛りをなくす
- 練習問題5 見えないのに知っている、触れている
- 練習問題6 目はいかにして生まれたか
- 練習問題7 スチュアート君の指先
- 練習問題8 寺田寅彦とともに
- 練習問題9 日常性のほんの一歩先
著者紹介
河本英夫
- 略歴
- 1953年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程満期退学。博士(学術)。専門は、科学論・システム論・オートポイエーシス。現在、東洋大学文学部哲学科教授。主な著書に、『オートポイエーシス』、『臨床するオートポイエーシス』、『〈わたし〉の哲学』、『経験をリセットする』ほか多数。
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学習では行えない、まだ開発されていない能力を目覚めさせる練習問題が収録された興味深い一冊です!
2020/03/18 09:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちの身体と心にあって、まだ開発されていない能力を目覚めさせるエクセサイズを紹介した画期的な一冊です。実は、著者である河本氏によれば、私たち自身がまだまだ知らない能力が無数に私たち自身の身体と心に潜んでいるのですが、それを引き出すのは、学習ではなく、発達をリセットして、能力を形成することが必要だと強調されています。続けて、それは「名詞」ではなく、「動詞」の経験であり、実際にやってみることが一番だとも説かれています。その実行すべき、練習モン外を収めたのが同書です。「創造性への屈伸運動」、「浦島太郎の玉手箱の秘密」、「目盛りを変える、目盛りをなくす」、「見えないのに知っている、触れている」、「目はいかにして生まれたか」といった興味深い練習問題が満載です。ぜひ、一度、挑戦されては如何でしょうか。