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紙の本
海と月の喫茶店 (小学館文庫 キャラブン!)
著者 櫻いいよ (著),わみず (著)
父親と弟との3人暮らしを始めた女子高生の香月は、転校先になじめず孤独な毎日。ある時、隣に座る男子・間宮立海のノートを間違えて開くと、そこにはたくさんのスイーツレシピが。彼...
海と月の喫茶店 (小学館文庫 キャラブン!)
海と月の喫茶店
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商品説明
父親と弟との3人暮らしを始めた女子高生の香月は、転校先になじめず孤独な毎日。ある時、隣に座る男子・間宮立海のノートを間違えて開くと、そこにはたくさんのスイーツレシピが。彼の意外な秘密に驚く香月だが…。【「TRC MARC」の商品解説】
温かな涙を誘う、思い出のおやつ
祖母の死を機に田舎から街に引っ越して、父親と弟との三人暮らしを始めた女子高生の香月。だが、転校先では友達ができず、母親代わりの家事もうまくこなせず、父親ともぎくしゃくして、居場所を見つけられないまま、寂しい気持ちを抱えて毎日を過ごしている。
ある日、隣の席にすわる男子生徒のノートを間違えて持ち帰った香月は、そこにいくつものデザートレシピが手書きされているのを見ておどろく。「あの間宮くんが、ケーキ作り?」
クラスの中心人物である間宮立海は、いかにも都会的な洗練された男の子。気後れするほど苦手なタイプの彼が、誰にも内緒で菓子作りをしているらしい。立海の意外な趣味を知った香月は、秘密を守る代わりに、菓子作りを教えてほしいと持ちかける。渋々ながらも、立海は香月の師匠役を引き受けてくれることに。
夜だけ開く喫茶店でデザート作りをする立海を手伝いながら、懐かしい祖母のおやつを思い出す香月。ホットケーキ、プリン、かぼちゃぜんざい。誰かに認められるために、自分なりの味を作ろうと気負うけれど……。
思い出の味は、きっと幸せの味。切なくて優しい青春ストーリー!
【商品解説】
収録作品一覧
田舎のホットケーキと都会のパンケーキ | 5−77 | |
---|---|---|
意地っ張りのクレームブリュレと優しさのパンプディング | 78−137 | |
塩分多め季節外れのいちご大福 | 138−181 |
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王道だけど楽しめる
2018/10/05 15:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの「海」と「月」というキーワードがキレイで惹かれた作品です。
簡単にいうと、青春小説と食べ物が出てくるショートストーリーの王道のような物語。
だから、「えっ?」と驚くような展開もほとんどないのですが、それでも十分に楽しめます。
主人公の香月が、なかなか考えを改めようとしない意地っ張りで頑固なところは、純粋に食べ物のショートストーリーを楽しみたい方にはイライラするかもしれませんが、誰かに何かを言われたからすぐに行動を変えるというわけではないところが、リアリティがあるともいえそうで私は好きでした。
ただ、本当に意地っ張りだから、そういう人がニガテな人にはハマらないかな。
個人的には好きな展開でしたが、そんな人もいるということを踏まえて、星は4つです。