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紙の本
偏差値70からの甲子園 僕たちは野球も学業も頂点を目指す (集英社文庫)
著者 松永多佳倫 (著)
強豪私学に立ち向かう、進学校の野球とは? 野球特待生ゼロ。限られたわずかな練習時間とグラウンドの制約…。それでも創意と工夫で結果を残す、名門進学校6校の練習・指導法を徹底...
偏差値70からの甲子園 僕たちは野球も学業も頂点を目指す (集英社文庫)
偏差値70からの甲子園 僕たちは野球も学業も頂点を目指す
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商品説明
強豪私学に立ち向かう、進学校の野球とは? 野球特待生ゼロ。限られたわずかな練習時間とグラウンドの制約…。それでも創意と工夫で結果を残す、名門進学校6校の練習・指導法を徹底解明する。〔竹書房 2015年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
今夏、100回記念大会が開催される甲子園。本作では、毎年多くの東京大学合格者を輩出する公立強豪校6校に絞り、丹念に取材。強豪私立校に負けない、知られざる指導・練習法に迫る。(解説/田原総一朗)
【商品解説】
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紙の本
学業と部活の両立をいかに実現しているかに迫るノンフィクション。登場する高校生の意識の高さに驚きました!
2019/02/04 17:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校野球では強豪私学の有名校が優勝を争う構図になっています。その一方で、県立進学校でありながら真剣に甲子園出場を目指す(そして実現させている)野球部の現状を監督や現役選手に取材して紹介したノンフィクション。
登場するのは松山東高校(愛媛)、濟々黌高校(熊本)、彦根東高校(滋賀)、時習館高校(愛知)、青森高校(青森)、佐賀西高校(佐賀)の6高です。
野球推薦はない、練習時間は制限される、当然勉強も手は抜けない、など野球の上達のためにはネガティブな条件満載にもかかわらず「だからこそ両立させる!」というある意味反骨精神満載の関係者の言葉は魅力にあふれています。
プロ野球選手を多数輩出する有名私学のやり方も批難されるものではないと思いますし、一方でこの本に登場するようなアプローチも素晴らしいと思います。
この本に登場する学校の選手の一人に著者が「強豪私学へ野球留学してくる高校生をどう思うか」と質問した時、「彼らは覚悟を持って越境入学してきている。むしろすごいと思う」と即答したエピソードが紹介されています。相手への妬みではなく、同じ高校生としてリスペクトしている器の大きさに驚く著者。全く同感です。
甲子園を目指している球児と比較にはならないですが、私自身、恵まれない競技環境の下でいかに他の高校に試合で勝つかを真剣に考えていた高校時代を思い出させてくれる1冊でした。「強豪校の監督術(講談社現代新書)」と併せて読むと、面白いと思います。
紙の本
文武
2019/02/18 15:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
文武両道というには簡単だが実際にやろうと思ったら本人の強い意志と、周りの協力が不可欠だなと読んで感じました。