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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/07/26
- 出版社: 晶文社
- サイズ:19cm/248p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7949-7028-2
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商品説明
1955年に立案されながら実現されなかった白井晟一の「原爆堂」は、3.11以後の世界に何を問うのか。白井の思想や言葉を手がかりに、「原爆堂」の今日的な意味を4人の識者との対話から探る。【「TRC MARC」の商品解説】
★核の問題と対峙するアンビルトの傑作は、
3・11以後の世界に何を問うのか――
1955年、白井晟一の「原爆堂」は核の問題と対峙する建築として
『新建築』誌上でいくつかの図面とパースが発表されたが、
ついに実現することはなかった。
半世紀が過ぎ、2011年3月11日に起きた東日本大震災における未曾有の破壊と
福島第一原子力発電所の事故を経験し、いま「原爆堂」に託された問いが
アクチュアルな意味を帯びている。
白井晟一の思想や言葉を手がかりに「原爆堂」の今日的な意味を、
岡﨑乾二郎(造形作家)、五十嵐太郎(建築史家)、
鈴木了二(建築家)、加藤典洋(文芸評論家)という4人との対話から探る。
序論・聞き手は白井昱磨(白井晟一研究所主宰)。
白井晟一について Seiichi SHIRAI
建築家。1905年、京都生まれ。京都高等工芸学校(現在の京都工芸繊維大学)図案科を卒業後、渡欧しハイデルベルク大学及びベルリン・フンボルト大学でカール・ヤスパース等に師事。1933年に帰国し、建築家として活動を始める。代表的な建築に「ノア・ビル」「虚白庵」「呉羽の舎」「親和銀行」「浅草善照寺」「松井田町役場」「秋ノ宮村役場」など。高村光太郎賞、建築年鑑賞、建築学会賞、毎日芸術賞、芸術院賞、サインデザイン賞を受賞。装丁家・書家としても実績を残す。エッセイ集に『無窓』(1979年、筑摩書房/2010年、晶文社)がある。1983年死去。1955年立案の「原爆堂」は実現していない計画案だが、現代文明に対する根源的な問いかけを今日もなお続けている。【商品解説】
目次
- 原爆堂について ――白井晟一
- 図版(パース/断面透視図/一階平面図/地階平面図/鳥瞰配置図)
- 序 言葉と建築 白井晟一の戦後と原爆堂構想 ――白井昱磨
- ***四つの対話 聞き手:白井昱磨
- 岡﨑乾二郎「建築の覚悟」
- 五十嵐太郎「社会と建築家の関係」
- 鈴木 了二「建築が批評であるとき」
- 加藤 典洋「未来と始原の同時探求」
収録作品一覧
原爆堂について | 白井晟一 著 | 7−9 |
---|---|---|
図版 | 10−17 | |
序 言葉と建築 | 白井昱磨 著 | 19−50 |
著者紹介
岡﨑乾二郎
- 略歴
- 〈岡崎乾二郎〉1955年東京都生まれ。造形作家。武蔵野美術大学客員教授。
〈五十嵐太郎〉1967年フランス生まれ。建築史家、建築評論家。博士(工学)。東北大学大学院工学研究科教授。
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