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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/06/25
- 出版社: 苦楽堂
- サイズ:20cm/296,6p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-908087-08-0
紙の本
頼介伝 無名の起業家が生きたもうひとつの日本近現代史
著者 松原 隆一郎 (著)
満鉄相手に財を成し、豪邸を建て、次々と船を造る。戦後、製鉄業に挑み、高度成長期に再びの成功を得るが…。近代日本における二度の高度成長期に立ち会い、二度挫折した起業家・松原...
頼介伝 無名の起業家が生きたもうひとつの日本近現代史
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商品説明
満鉄相手に財を成し、豪邸を建て、次々と船を造る。戦後、製鉄業に挑み、高度成長期に再びの成功を得るが…。近代日本における二度の高度成長期に立ち会い、二度挫折した起業家・松原頼介。著者が祖父の人生をたどり返す。【「TRC MARC」の商品解説】
1万冊を収める著者の書庫は、祖父・頼介が最後に残した遺産で造られた。岸信介と同級生だったという祖父は、どのように財を成し、そして失ったのか。「無名の起業家」の足跡を辿る旅が始まる。戦前の南洋ダバオ。暴動の街・神戸と鈴木商店の興亡。満鉄相手の大商売。『細雪』の地での成金暮らし。すべて戦禍で失われた8隻の船。終戦直後の再起。『華麗なる一族』を地で行く製鉄業での栄光と破綻。頼介の生涯は、そのまま神戸そして日本の忘れられた近現代史と重なっていく。この国の百年を体感する傑作大河評伝。【商品解説】
1万冊を収める著者の書庫は、祖父・頼介が最後に残した遺産で造られた。岸信介と同級生だったという祖父は、どのように財を成し、そして失ったのか。「無名の起業家」の足跡を辿る旅が始まる。戦前の南洋ダバオ。暴動の街・神戸と鈴木商店の興亡。満鉄相手の大商売。『細雪』の地での成金暮らし。すべて戦禍で失われた8隻の船。終戦直後の再起。『華麗なる一族』を地で行く製鉄業での栄光と破綻。頼介の生涯は、そのまま神戸そして日本の忘れられた近現代史と重なっていく。この国の百年を体感する傑作大河評伝。【本の内容】
著者紹介
松原 隆一郎
- 略歴
- 〈松原隆一郎〉1956年神戸市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。社会経済学者、放送大学教授。著書に「経済思想入門」「ケインズとハイエク」「日本経済論」など。
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「ブラタモリ」と「ファミリーヒストーリー」を合わせたような面白さ
2020/07/12 20:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は自分の祖父の生涯を追った伝記を書くことによって日本の近代社会経済史と神戸の近代150年を生き生きと描いた。言わば「ブラタモリ」と「ファミリーヒストリー」を合わせたようで実に面白い。読者の中には自分のルーツと故郷についてこのような一書が書けないものかと夢想した人もいるだろう。だが松原さんほどの学職と粘り強さがなければとても出来るものではない。本書の後松原さんは備中松山の歴代続く名家の歴史を描いた「荘直温伝」も書いた。大変な筆力の持ち主だと思う。