- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/07/16
- 出版社: 草思社
- サイズ:19cm/334p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7942-2342-5
読割 50
紙の本
「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護
著者 エマ・マリス (著),岸由二 (訳),小宮繁 (訳)
外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去…それで本当に地球の自然が守れるのか。過去の自然保護のあり方を批判し、多様な現実的目標設定の下で自然を創...
「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護
「自然」という幻想:多自然ガーデニングによる新しい自然保護
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商品説明
外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去…それで本当に地球の自然が守れるのか。過去の自然保護のあり方を批判し、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。【「TRC MARC」の商品解説】
自然を「元来の姿」に戻そうとしてきた自然保護活動。外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去……。しかし、それで本当に、地球の自然が守れるのか? 著者は「手つかずの自然こそ至高、自然を元の姿に戻すべき」というこの価値観が、じつはアメリカでつくり出された「カルト」であり、科学的にも、費用対効果からも、実現不可能な幻想であると、世界各地の実例から示していく。
自然を「かくあるべし」と限定してきた過去の自然保護のあり方を批判し、自然をもっと多面的なものととらえ直して、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。
◎内容より
・外来種が在来種より優れている場合がある
・「本来の生態系は安定している」というのは幻想
・「手つかずの自然」への崇拝は米国で生まれた
・「過去の自然」を取り戻すのが不可能な理由
・米・豪の先住民も大量絶滅を引き起こした
・北米にライオンや象を導入する再野生化計画
・温暖化から植物を守るため、人の手で北へ移植
・人々が考える「川」は、実は人工物である
・「教義」から自由になり始めた生態学者たち【商品解説】
目次
- ◎第1章 自然を「もとの姿に戻す」ことは可能か
- 自然は「遠きにありて思うもの」ではないはずだ
- 自然を「過去の状態に戻す」ことの矛盾
- 世界の絶滅首都=ハワイで移入種を除去したら……
- ハワイでも問題となる「基準となる過去の自然」
- 過去を取り戻すための、オーストラリアでの驚くべき苦闘
- 古い「教義」から自由になりはじめた生態学者たち
- ◎第2章 「手つかずの自然」を崇拝する文化の来歴
- イエローストーンが「母なる公園」と呼ばれる理由
著者紹介
エマ・マリス
- 略歴
- 〈エマ・マリス〉サイエンスライター。自然、人々、食べ物、言語、書籍、映画などについて執筆。『ネイチャー』誌のほか、『ナショナルジオグラフィック』『ニューヨークタイムス』などの雑誌・新聞に寄稿。
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