五人のしたがり未亡人
著者 神瀬知巳
(あなたを想うたびに、したくてたまらなくなるの……)若くして夫に先立たれ、疼く情念に身悶える美咲。股間から放たれる淫臭が教え子を禁断の蜜戯に誘う。男の腰に跨がり、熟尻を揺...
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五人のしたがり未亡人
07/31まで通常770円
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商品説明
(あなたを想うたびに、したくてたまらなくなるの……)若くして夫に先立たれ、疼く情念に身悶える美咲。股間から放たれる淫臭が教え子を禁断の蜜戯に誘う。男の腰に跨がり、熟尻を揺らして狂態を晒す30歳。「恥ずかしい」「もっとして」「中に出していいのよ」悲哀を抱えるがゆえに艶めきを増す、汝の名は未亡人。
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男女の愛欲をコンパクトに纏めた粒揃いの短編集
2018/10/21 15:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
『特選小説』へ定期的に短編を上梓している作者らしい場慣れ感は多少滲むものの、さすがの上手さを感じさせる5編の短編集。とりわけ今回は未亡人に特化していることもあって、年上熟女と年下主人公という男女が恋仲となる、つまり新たな伴侶に出会う年の差ラヴストーリーなのが心地良い。作者の最も得意とする人物設定であり、展開もまた然りと言えばそれまでだが、だからこそ安心して作者の世界観へ没入できる、そんな作品が小粒ながら5つ並んでいると言えるだろう。
最初に書き下ろしを配し、残りを既出作品とする構成だが、その4編にはロングエピソードたる後日談が21~34頁のボリュームで足されている。今回の収録にあたっては誤字・脱字の訂正や表現の変更なども行われたであろう(少なくともそのチャンスはあった)ことから大幅な加筆修正版であり、ついでながら改題もされている。これは短編集としての前作『僕と五人の淫未亡人-妻の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…』と同様の体裁である。実際のところ既読の作品が中にはあったが、この加筆によって新たな魅力が付加されていた。ただし、お尻責めへとエスカレートする結末もあるので好みが分かれる面もあろう。
ちょっと変わった趣向や性癖のある未亡人が普段とのギャップを主人公にだけ見せる可愛らしさがあり、時には不幸な生い立ちの主人公を慮り、そんな主人公が自分に好意を寄せてくれる幸せを噛み締め、最後は主人公の願いを叶える。所々に都合の良さは垣間見えるものの、年上女性への憧憬を背景にした男の恋愛願望と桃色煩悩が程良くマッチした作者の世界観は健在である。