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商品説明
重ねたはずの手紙のやりとり、十年ぶりに再訪したはずの日本、そして私とあなた−。手紙、スマホ、スカイプなど、コミュニケーションの妙味を巧みに描いた七篇の物語。『文學界』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
わたしと那谷紗はまだ手をつないだままだったが、このままずっと谷に立っていることはできなくて、もうすぐ町に降りていくことになる。降りる階段は暗くて不規則だから、どこかで手を離すことになってしまうだろう。でもわざと手を離さない、という遊びを考え出して降りることもできる。新しい遊びを考え出した方が勝ちだ。
近づいたかと思えば遠ざかり、遠ざかると近づきたくなる。
意識した瞬間にするりと逃げてしまうもの――。
重ねたはずの手紙のやりとり、十年ぶりに再訪したはずの日本、そして私とあなた。
輪郭がゆらぐ時代のコミュニケーション、その空隙を撃つ7篇の物語。【商品解説】
収録作品一覧
胡蝶、カリフォルニアに舞う | 5−33 | |
---|---|---|
文通 | 35−58 | |
鼻の虫 | 59−72 |
著者紹介
多和田葉子
- 略歴
- 〈多和田葉子〉1960年東京生まれ。チューリッヒ大学博士課程修了。小説家、詩人。「犬婿入り」で芥川賞、「ヒナギクのお茶の場合」で泉鏡花文学賞、「雲をつかむ話」で読売文学賞を受賞。
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