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紙の本
〈自由〉の条件 (講談社文芸文庫)
著者 大沢真幸 (著)
個人に与えられた自由の領域は拡大しつつあるように見える現代社会で、閉塞感が高じるのはなぜなのか。他者との共存を可能とすべく自由をあらためて概念化することで、〈自由〉の本質...
〈自由〉の条件 (講談社文芸文庫)
〈自由〉の条件
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商品説明
個人に与えられた自由の領域は拡大しつつあるように見える現代社会で、閉塞感が高じるのはなぜなのか。他者との共存を可能とすべく自由をあらためて概念化することで、〈自由〉の本質を明らかにする画期的論考。〔2008年刊の訂正〕【「TRC MARC」の商品解説】
まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、〈自由〉が蘇生する可能性が示される。なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。つまり、〈自由〉とは、他者との共存、つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。
まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。
やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。
そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、
〈自由〉が蘇生する可能性が示される。
なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。
つまり、〈自由〉とは、他者との共存、
つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。
目次
1 自由と時間
開封前に舌打ちするひと/祈りの時間性/二つの名前/触るとき/男と女
2 現代社会における自由の困難
消極的自由/積極的契機の追補/蓋然性について/江夏の「この一球」と予期の階級的構成/資本の原理/不確実性を裏打ちする確実性/そして知っている者はどこにもいなくなった/リベラリズムの不可避の変質/回帰する超越性
3 記憶の困難
私は伝送された?/分身/スキゾは本当にやってきた/記憶の困難/死の欲動
4 もうひとつの〈自由〉
キリストの贖罪/〈自由〉のもう一つの可能性へ/不確定性の効用/マゾヒズム的転回/〈公共性〉に向けて
補遺 自由意志と因果関係【商品解説】
著者紹介
大沢真幸
- 略歴
- 大澤真幸(1958・10・15~)社会学者。長野県生まれ。 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。1990年、『行為の代数学 スペンサー=ブラウンから社会システム論へ』で東京大学社会学博士の学位を取得。その後、千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。2007年、『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞受賞。10年、個人思想誌『大澤真幸THINKING「O」』の刊行を開始。12年、『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎との共著)で新書大賞受賞。15年、『自由という牢獄 責任・公共性・資本主義』で河合隼雄学芸賞受賞。他に『虚構の時代の果て』、『不可能性の時代』、『〈自由〉の条件』、『夢よりも深い覚醒へ 3・11後の哲学』、『〈世界史〉の哲学』(古代篇、中世篇、近世篇、東洋篇、イスラーム篇)、 『可能なる革命』、 『憎悪と愛の哲学』など著書多数。
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