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紙の本
地方都市の持続可能性 「東京ひとり勝ち」を超えて (ちくま新書)
著者 田村秀 (著)
地方は衰退するしかないのか? 公共政策に精通する著者が、全国各都市の栄枯盛衰を人口・産業・競争関係等から俯瞰し、さらに道州制や首都機能移転などこれまでの議論を整理。地方の...
地方都市の持続可能性 「東京ひとり勝ち」を超えて (ちくま新書)
地方都市の持続可能性 ──「東京ひとり勝ち」を超えて
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商品説明
地方は衰退するしかないのか? 公共政策に精通する著者が、全国各都市の栄枯盛衰を人口・産業・競争関係等から俯瞰し、さらに道州制や首都機能移転などこれまでの議論を整理。地方の生き残り戦略を再検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
煮え切らない国の方針に翻弄されてきた全国の自治体。厳しい状況下で地域を盛り上げ、どうブランド力を高めるか。都市の盛衰や従来の議論を踏まえた生き残り策。【商品解説】
著者紹介
田村秀
- 略歴
- 〈田村秀〉1962年生まれ。北海道出身。東京大学工学部卒。博士(学術)。長野県立大学グローバルマネジメント学部教授(公共経営コース長)。著書に「暴走する地方自治」など。
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紙の本
地方都市
2021/02/08 10:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの地方都市の行く末について、いろいろな角度から分析されていて、興味深く読むことができました。持続可能な施策が必要そうです。
紙の本
地方都市栄枯盛衰の歴史がわかる
2018/11/23 21:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、東京一極集中が進む中、地方都市の盛衰の歴史と都市の活性化をいかに実現させるかを考察し、地方が生き残る条件を再検討することを目的としている。しかしながら、著者が、「地域活性化には正解がないともいわれている。成功事例と呼ばれているところでも、実は様々な課題があって、短期的にはうまくいっていても中長期的に持続可能な取組みとは限らない。」と記述しているように、当然のことながら、本書を読んでも地域活性化の解決策が、即座に見出せるわけではない。しかしながら、地方都市の栄枯盛衰の歴史とその背景を知る目的で、本書を読むなら十分に価値ある一冊であると思う。主に太平洋岸沿いの大都市が、以前から栄えていたと漫然と思いがちであるが、明治以降の各都市の盛衰をみても、それが誤りであることに本書を読むことで気づかされる。地方都市の盛衰が、富国強兵と殖産興業、鉱業都市、軍事都市、企業城下町に分類され記述されている。今は過疎化人口減少で精彩を欠く地方都市にも長い歴史から俯瞰すると、つい最近まで活況を呈していた時期があったことがわかる。分類に、自然災害の項目がないのが少々残念であるが、関東大震災や阪神淡路大震災の後、東京や神戸が復活した事例を見ると、従来は自然災害により都市が衰えた事例は少ないということか。だが、近い将来発生することが予見されている東京直下型地震は、今までにない過度の東京一極集中の日本経済に甚大な被害を及ぼすことに、著者も懸念を示している。