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紙の本
機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか (講談社現代新書)
著者 井上寿一 (著)
焼却されたはずの外交機密費文書が残されていた。満州事変から日中戦争前夜までの史料の数々。日中関係の修復をめざしながら、時代に翻弄された現地の外交官たちを描く。「戦争調査会...
機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか (講談社現代新書)
機密費外交 なぜ日中戦争は避けられなかったのか
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商品説明
焼却されたはずの外交機密費文書が残されていた。満州事変から日中戦争前夜までの史料の数々。日中関係の修復をめざしながら、時代に翻弄された現地の外交官たちを描く。「戦争調査会」の姉妹書。【「TRC MARC」の商品解説】
リットン調査団への接待攻勢、諜報活動に努める杉原千畝ら外交官。満州国の正当化のためのメディア対策……。奇跡的に残存する1931~1936年の外交機密費史料。領収書の数々は何を語るか? インテリジェンス、接待、広報など、機密費史料から中国大陸での外交活動を復元し、満洲事変から盧溝橋事件へといたる道を描き出す一冊。
領収書が語る戦争への道――。
焼却されたはずの外交機密費文書が奇跡的に残されていた!
満州事変から日中戦争前夜までの史料の数々。
国際スパイ戦の舞台である上海、ハルビンで展開されたインテリジェンス活動。
領収書に残された杉原千畝らの活動や、蒋介石国民政府の内情を知るために雇われた
中国人、ロシア人ら内報者。
リットン調査団に対しおこなわれた日本と中国双方からの接待攻勢。
そして国の内外に向けて情報を発信するためのメディア対策費。
満洲事変によって亀裂の入った日中関係の危機を克服するために、奔走する現地の外交官たち。
それにもかかわらず、なぜ日中全面戦争への道を歩むこととなったのか?
戦争でも、平和でもない満洲事変後の日中関係を、知られざる機密費史料をもとに再現する。
話題作『戦争調査会』の著者による最新作!
【商品解説】
著者紹介
井上寿一
- 略歴
- 〈井上寿一〉1956年東京都生まれ。学習院大学学長。法学博士。専攻は日本政治外交史。内閣府公文書管理委員会委員、特定歴史公文書等不服審査分科会委員。「危機のなかの協調外交」で吉田茂賞受賞。
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機密費外交
2021/11/13 15:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前日本において、機密費は本省などで監督する為に領収書などを取っておき、どのような行動をしていたか、なんのためにいくら必要なのかがわかるようになっていた。その大部分は敗戦によって焼却されてしまったが、中国で活動していた外交機密費の使途が一部残っており、そこから戦前の外交活動の一部が推測できる。
著者も書いている通り、これによって何か大きな発見があるわけではないが、少なくとも「機密費」という名前から大掛かりな陰謀を推測する陰謀史観の否定にはつながるのではないか。