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紙の本
木下サーカス四代記 年間120万人を魅了する百年企業の光芒
著者 山岡淳一郎 (著)
木下サーカスとは、どんな共同体なのか。百余年の風雪に耐え、現代人を惹きつける根源に何があるのか。木下家四代にわたる経営者の軌跡から、旅興行を実業に変えた執念と、波乱に富む...
木下サーカス四代記 年間120万人を魅了する百年企業の光芒
木下サーカス四代記
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商品説明
木下サーカスとは、どんな共同体なのか。百余年の風雪に耐え、現代人を惹きつける根源に何があるのか。木下家四代にわたる経営者の軌跡から、旅興行を実業に変えた執念と、波乱に富む人生を浮かび上がらせる。【「TRC MARC」の商品解説】
大連での旗揚げ、戦争と平和、どん底からの再出発
驚異の観客動員力を誇る「百年企業」の波乱と進化の物語
木下サーカスとは、どんな共同体なのか。
百余年の風雪に耐え、現代人を惹きつける根源に何があるのか。
木下家四代にわたる経営者の軌跡から、
旅興行を実業に変えた執念と、波乱に富む人生が浮かび上がる。
四代目社長、木下唯志は、V字回復の理由に、「一場所、二根、三ネタ」を挙げる。
「場所」は公演地の選定、公演の現場を指す。「根」は営業の根気を、「ネタ」は演目である。
この三つを地道に磨き、世界トップ級のサーカスを率いる。
生き残るための「常道」がここにある。
【主要目次】
第1章 「一場所・二根・三ネタ」 驚異の観客動員力の秘密
・北海道から九州への「場越し」
・木下家に伝わる金看板
・「空地」は政策転換の「隙間」にあり
・古典芸の高みを求める「社長見せ」
・家族一緒の移動か、単身赴任か
・海の向こうから来た曲馬団
第2章 木下アームストロング 初代・唯助の冒険から隆盛へ
・「旭座」の主、藤十郎と出会う
・西洋と日本をつなぐ曲馬
・ダルニー(大連)で旗揚げ
・西大寺の興行権を掌中にする
・「仲裁」で名を上げる
・弟の死、人生を決めた試練
・中国、ロシア、大陸巡業の苦闘
・「諜報」とロシア飛び
・大阪・千日前の興行師、奥田弁次郎
・映画館を建て、全国の興行師を束ねる
・「任侠道」を利用した原敬内閣
・昭和恐慌と「サーカスの時代」
第3章 戦争と平和 サーカスに国境はない
・宣撫官・光三がくぐった戦火
・木下家の婿養子
・戦時下の震災、そして焦土へ
・「山より大きな獅子は出ない」
・ハワイ公演からの再起
・美空ひばりと木下サーカス
・丸テントの「革命」
・魔の「数十分の一秒」
・「大阪読売新聞」と提携
・「サーカスに国境も人種も関係ない」
・空中ブランコの申し子、谷口豊春
・光三の二代目襲名
第4章 どん底からの再出発 四代目・唯志「世界一」を目ざす
・「太平洋大学」と光宣の選択
・明治大学剣道部
・まつろわぬ人びと
・木下ブラザーズ
・大雪の夜、弘前の恋
・闘病三年、「断食修行」に懸ける
・三代目・光宣の「血の通った改革」
・負債10億円からの再出発
・イタリア製の大テントで起死回生
・「大家族」のサーカス企業化
終章 未来への布石 「多様性」を磨け
・「大阪うめきた公演」の重み
・コンテナ村の外国人アーティスト
・象をラオスに返せない!
・「種の保存」とサーカス
・「生きている実感、ありますか」
【商品解説】
観客動員数は年間120万人。他に類を見ないビジネスのモデルを創り上げてきた木下家四代、百年企業の波乱万丈の物語。【本の内容】
目次
- 第1章 「一場所、二根、三ネタ」――驚異の観客動員力の秘密
- ・北海道から九州への「場越し」
- ・コンテナ滞留、公演の胸突き八丁
- ・木下家に伝わる金看板
- ・「空地」は政策転換の「隙間」にあり
- ・象でつながった縁
- ・古典芸の高みを求める「社長見せ」
- ・家族一緒の移動か、単身赴任か
- ・先乗り隊「あひるの水かき」
- ・海の向こうから来た曲馬団
著者紹介
山岡淳一郎
- 略歴
- 〈山岡淳一郎〉1959年愛媛県生まれ。ノンフィクション作家。東京富士大学客員教授。一般社団法人デモクラシータイムス同人。著書に「後藤新平日本の羅針盤となった男」「長生きしても報われない社会」等。
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120周年おめでとうございます!
2022/09/03 18:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
サーカスの本がビジネス書なのも凄いが(児童向けに「サーカスのおしごと」「サーカスの内幕に潜入!」「サーカス木下社長の伝記」とか喜ばれそう)、でもやっぱり経営だからなぁ……そもそもサーカスビジネスってどう成り立っているのか、謎ではあります。
ボリショイはソ連崩壊でなくなるわ、リングリングは消滅するわ、あれだけ流行っていたシルクドソレイユも解散したこの時代に、ひとり君臨する木下大サーカスとは……!?