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商品説明
枯れといふ身輕さ海になかりけり ちちははの島山つなぎ流燈會 下り立ちて父なき島の油照り 遠火事に把手の濡れてゐる不思議 漢文学者でもある俳人・波戸岡旭の第1句集の新装版。【「TRC MARC」の商品解説】
◆第一句集『父の島』(1988年刊)を復刻新装版として刊行
下り立ちて父なき島の油照り
若い時に才智をひらめかせる人は、すぐ色褪せてしまうが、波戸岡さんはこの先もっと大きな力の出せる人だと思っている。
(序より・能村登四郎)
◆収録作品より
耕して島は天頂まで潮騒
ちちははの島山つなぎ流燈会
立ち泳ぎして島山をみじろがす
下り立ちて父なき島の油照り
枯れといふ身軽さ海になかりけり
花の奥一枝ふしぎな揺れ見せて
湯豆腐のことことと情動くなり
学校が遠くに見ゆる春の風邪
瀧を見し総身針の如くなり
遠火事に把手の濡れてゐる不思議【商品解説】
著者紹介
波戸岡 旭
- 略歴
- 昭和20年5月5日・広島県生まれ
昭和47年「沖」入会 能村登四郎に師事
昭和55年「沖」同人
平成11年「天頂」創刊・主宰
句集に『父の島』『天頂』『菊慈童』『星朧抄』『惜秋賦』
研究書に『上代漢詩文と中國文學』『標註 日本漢詩文選』『宮廷詩人 菅原道真─『菅家文草』『菅家後集』の世界─』『奈良・平安朝漢詩文と中国文学』
エッセイに『自然の中の自分・自分の中の自然─私の俳句実作心得』『猿を聴く人─旅する心・句を詠む心』『遊心・遊目・活語─中国文学から見た俳句論』『江差へ』
國學院大学元教授・文学博士
俳人協会会員
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