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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/01/23
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/364p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-386528-9
読割 50
紙の本
とまり木
著者 周防柳 (著)
幼い頃に両親を亡くし、孤独に生きる伊津子と、母親に否定されつづける美羽。2人は自らの命を絶つことを思い立つ。しかし、交わらないはずの2人の人生は、不思議な場所で交差して…...
とまり木
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商品説明
幼い頃に両親を亡くし、孤独に生きる伊津子と、母親に否定されつづける美羽。2人は自らの命を絶つことを思い立つ。しかし、交わらないはずの2人の人生は、不思議な場所で交差して…。『きらら』掲載を改題・改稿し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
「生きてて、よかった」心が潤う感動の名作
幼い頃に両親を亡くし、親戚に引き取られた青山伊津子。自分の居場所を必死で見つけて生きる伊津子だったが、行く先々で不幸な出来事に見舞われてしまう。一方、死んだ姉と常に比べられ母親に否定されつづける少女・小林美羽は、ひどいアトピー性皮膚炎のせいで学校でいじめられていた。たび重なる不幸に耐えきれなくなった二人は、それぞれの場所で自らの命を絶つことを思い立つ。交わってはいけないはずの二人の人生は、この世でもあの世でもない、〈ある場所〉で交差する。
一度は諦めた「生きる」ということ。不思議な場所との出会いを通じて、もう一度「生きる」ことにした二人の人生は……。
壮絶な人生を生きる人が、自らの人生を終えようとするとき、彼らに聞こえた天からのメッセージとは。心が潤う感動の長編小説。
【編集担当からのおすすめ情報】
いじめ、虐待、セクハラ、報われない恋、傷つけられたプライド、気が遠くなるほどの孤独、かなわない夢――。誰しも一度は「死にたい」と思うほど、寂しくて辛い気持ちになったことがあるのではないでしょうか。この本は、そんなあなたに届けたい一冊です。現代の日本の自殺未遂者の数は、自殺者の数を何倍も上回るといいます。鳥が羽を休める「とまり木」のような場所が、この世界には本当にあるかもしれません。
与えられた命を生きる、ということがどういうことかを考えさせられるこの物語。最後には登場人物それぞれの人生が走馬灯のように思い出され、涙が出ます。心落ち着くときに、ぜひ読んでいただきたいです。【商品解説】
著者紹介
周防柳
- 略歴
- 〈周防柳〉1964年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。「八月の青い蝶」で第26回小説すばる新人賞を受賞して作家デビュー。他の著書に「逢坂の六人」「虹」など。
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なかなか
2021/11/12 07:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヘヴィそうなお話だ。こんなにも辛いなんて…と同情したり、自分はまだマシと優越感を覚えてしまいそう。
しかし前を向いて生きていく!