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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/03/07
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-514724-5
読割 50
紙の本
人外
著者 松浦寿輝 (著)
【野間文芸賞(第72回)】アラカシの枝の股から滲みだし、四足獣のかたちをとった「それ」は、荒廃した世界の風景を横切り…。ゆくてに待ち受けるのは、いったい何か? 世界のへり...
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商品説明
【野間文芸賞(第72回)】アラカシの枝の股から滲みだし、四足獣のかたちをとった「それ」は、荒廃した世界の風景を横切り…。ゆくてに待ち受けるのは、いったい何か? 世界のへりをめぐるよるべない魂の旅を描く小説。『群像』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
神か、けだものか。アラカシの枝の股から滲みだし、四足獣のかたちをとった「それ」は、予知と記憶のあいだで引き裂かれながら、荒廃した世界の風景を横切ってゆく。死体を満載した列車、空虚な哄笑があふれるカジノ、書き割りのような街、ひとけのない病院、廃墟化した遊園地。ゆくてに待ち受けるのは、いったい何か?世界のへりをめぐるよるべない魂の旅を描く傑作小説。【商品解説】
著者紹介
松浦寿輝
- 略歴
- 〈松浦寿輝〉1954年東京生まれ。詩人、小説家。東京大学名誉教授(フランス文学、表象文化論)。著書に「秘苑にて」「名誉と恍惚」「BB/PP」など。
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紙の本
独特
2019/07/28 18:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中に複数の自我のようなものがありながら一つの個体、自我でもある人外の旅が描かれる。世界の様子も基本的には人外の主観からしか描かれず、人外の旅とその目的との関係が(人外が旅の途中で獲得していく)様々なコトバで綴られていく。わからない部分を残しつつきれいにまとまり、全体として独特の円環のような構造を持っていたなという印象