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紙の本
弟子・藤井聡太の学び方 (PHP文庫)
著者 杉本昌隆 (著)
将棋に強くなるために要する「思考力」「集中力」「忍耐力」「想像力」「平常心」は、ビジネスパーソンにも必要な学び。藤井聡太という才能、兄弟弟子との交流などから「真に学ぶこと...
弟子・藤井聡太の学び方 (PHP文庫)
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商品説明
将棋に強くなるために要する「思考力」「集中力」「忍耐力」「想像力」「平常心」は、ビジネスパーソンにも必要な学び。藤井聡太という才能、兄弟弟子との交流などから「真に学ぶこと」とは何かを明らかにする。〔2018年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
「思考力」「集中力」「忍耐力」「想像力」「闘争心」「自立心」「平常心」……これらはすべて将棋に強くなるためのみならず、人生を豊かに生きていくうえで必要な学びともいえるでしょう。
将棋盤を抱きかかえて号泣していた子どもが、史上最年少で中学生のプロ棋士に。プロデビュー後の29連勝、一年間で三つの昇段、朝日杯将棋オープン戦で史上二人目の連覇など、数々の記録を塗り替えた藤井聡太の師匠は、いかに弟子を導いたのか
「学び」の一例として◎二次元の将棋盤に対して三次元で考え抜く◎師匠の言葉を鵜呑みにするな◎ライバルは歓迎せよ◎子ども自身に発見させる、など
本書では、天才といわれる藤井聡太の学びの環境、兄弟弟子との交流、また師弟関係の源流である、著者・杉本昌隆の師匠・板谷進との師弟関係に言及することで、「真に学ぶこと」とは何かを考える手がかりとなります。第30回将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)作品、待望の文庫化!【商品解説】
著者紹介
杉本昌隆
- 略歴
- 将棋棋士
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紙の本
強くなるということ
2019/05/26 00:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋のプロ棋士が弟子を育ててプロにしていく経過が当事者の杉本昌隆さんと藤井聡太さんの二者だけにとどまらず、杉本昌隆さんと早く亡くなられたその師匠との関係の回顧も含め、更に兄弟弟子との切磋琢磨にも言及されて語られる。揺籃期の藤井聡太さんの将棋教室での様子に大泣きする映像があり、その大泣きの後で切りかえの早いことをプロ棋士としての資質に数えているのが興味深かった。刀を振り回す真剣勝負と同様に、棋力の強いプロ棋士同士で対戦しても必ずどちらかが負ける。プロ駆け出しの藤井聡太さんがプロの九段と対戦して負けたときに悔しくてたまらない様子を見せたことを師匠の杉本昌隆さんは驚きつつも幼い頃から大泣きして勝ちにこだわりを見せたこととダブらせて論じる。一般人ならば九段に負けても仕方ないと諦めが先に立つところだが違うのである。勝負に負けて泣きじゃくる幼い藤井聡太さんを対戦している隣の部屋で待機していた母親が「強くなるしかないでしょ」と声掛けをしながらズルズルと引きずって大泣きの現場から退出させる様子は、それ以上でもないしそれ以下でもない的確な個に対する対応だと感心しました。親子として接する日々の積み重ねも才能を育てることに大きく関係していると納得させられました。
紙の本
とてもいい本でした。
2021/03/18 21:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
半分は藤井二冠のお話。半分は杉本師匠のお話。そして、全体にわたって展開される師匠の素敵な人生観。これは手元においておきたい本です。
紙の本
師匠と弟子
2021/11/10 22:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉本昌隆さんと藤井聡太さんの師弟関係の素晴らしさがよくわかり、よかったです。お互いに高めあっているようで、感動しました。