- 販売開始日: 2019/02/22
- 出版社: ウェッジ
- ISBN:978-4-86310-213-2
「目的思考」で学びが変わる─千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦
著者 多田慎介
■既成概念にとらわれず、「社会で生きる力」をのばし育てる教育。その実践と未来を追う首相官邸や国会議事堂にほど近い、千代田区平河町にある区立麹町中学校。古くから名門として知...
「目的思考」で学びが変わる─千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦
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商品説明
■既成概念にとらわれず、「社会で生きる力」をのばし育てる教育。その実践と未来を追う
首相官邸や国会議事堂にほど近い、千代田区平河町にある区立麹町中学校。古くから名門として知られるこの中学の校長になって5年目の工藤勇一がいま、日本の教育界を大きく揺さぶり続けている。口ぐせは「目的と手段をはき違えるな」。
定期テストや宿題を廃止し、固定担任制をやめて全員が担任になる「全員担任制」を導入、社会で生きるためのスキルとモチベーションを高めるための「麹中メソッド」や外部企業や専門家などをまきこんでの「オープンイノベーション」……既成概念を打ち破り、ビジネス的な手法をも大胆に導入して、公立中学としては画期的な改革を次々と行っている。この改革で子どもたちはどう変わったか、また目指すものは何か、工藤校長へのインタビューと周辺取材で解き明かす。
[目次]
第1章 世の中まんざらでもない。結構大人って素敵だ!
<特別対談(1)> 青野慶久氏(サイボウズ株式会社代表取締役社長)
第2章 行政まで動かした改革者の横顔
<特別対談(2)> 木村泰子氏(大阪市立大空小学校初代校長)
第3章「自律」の力を身につけた生徒たち
第4章 保護者も、学校を変えられる
<プロフィール>
工藤勇一(くどう・ゆういち)
1960年山形県生まれ。東京理科大学卒。山形県・東京都の中学校教諭、新宿区教育委員会指導課長などを経て、2014年4月より現職。現在は安倍首相の私的諮問機関である「教育再生実行会議」の委員をはじめ、経産省「EdTech委員」、産官学の有志が集う「教育長・校長プラットフォーム」発起人など多数の公職についている。
【著者】
多田慎介(ただ・しんすけ)
1983年、石川県金沢市生まれ。個人の働き方やキャリア形成、企業の採用コンテンツ、マーケティング手法などをテーマに取材・執筆を重ねている。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『「目的思考」で学びが変わる──千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦』(2019年2月20日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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感動しました
2019/04/23 05:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chiikochiiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに素晴らしい本話読み、人に勧めたくなりました。こんな熱い公立の校長先生がいらっしゃるとは目から鱗ばかりですし、子を持つ親として未来に希望が持てました。
学校が変われば、日本社会は必ず変わる
2020/08/30 12:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷーちろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
麹町校長の工藤勇一校長の改革を取り上げたルポ。
麹町中では教育とは何かを考え、学校改革に取り組んでいます。
・定期テストはなんのためにあるのか→成績をつけるためではなく、子どもの学習進捗を図るためである→定期テストを廃止、自由
・修学旅行はなんのためにあるのか→思い出作り、新聞作りではなく、考える力を身につけさせたい→旅行会社の企画プレゼンという設定で、旅行のテーマ設定、最終プレゼンまでチームで考えて進める。
麹町中では「目的思考」をまずベースに考えることで、本質的に教育に必要なものを考え、ルーティンワークになりがちな学校教育を改革している。
そして、工藤校長の熱意がこの改革の原動力になっている。これに追随する動きが真の改革を成し遂げるためには必要になるだろう。
日本の社会を変えるには、学校を変えることが必要だと校長は語っている。遠くない未来に学校の常識が変わったなと感じられることを願っている。
目的からシンプルに考え直す
2019/08/31 20:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
宿題廃止、定期テスト廃止、固定担任制の廃止などの、改革を行ってきた工藤勇一先生、麹町中学校。 その「手段」の背景にある「目的」を知ることができる一冊。 英語、プログラミング教育、キャリア教育など、学校で扱うことが増えてきているからこそ、学校教育の「目的」を見失わないように。 行事の目的を確認することも必要だけど、学校教育目標とのつながりを意識することが大切。 『学校が変われば、日本社会は必ず変わる。それを変えるのは「どこかの誰か」じゃない。「ここにいる自分自身」だ。』
すらすら読めておもしろいけれど・・・
2022/07/24 21:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと氏の考え方の根幹に触れられるようなインタビューを読みたいと思います。どういったキャリアで、何を感じたか、書いてあることの間以外にもたくさん学びになることがあるはずです。