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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/03/01
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/219p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-388673-4
読割 50
紙の本
宇宙を生きる 世界を把握しようともがく営み (入門!ガクモン)
著者 磯部洋明 (著)
京都市立芸術大学準教授・磯部洋明が、これまで関わって来た様々な研究を紹介しながら、宇宙を研究するということが一体どういう営みなのかを考え直し、それを通して「学問とは何であ...
宇宙を生きる 世界を把握しようともがく営み (入門!ガクモン)
宇宙を生きる~世界を把握しようともがく営み~
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商品説明
京都市立芸術大学準教授・磯部洋明が、これまで関わって来た様々な研究を紹介しながら、宇宙を研究するということが一体どういう営みなのかを考え直し、それを通して「学問とは何であるか」を問う。対談も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
「物理学で世界を理解する」意味が分かる!
著者は、太陽が専門の、宇宙物理学者です。
タイトルは、宇宙研究に携わりたい、と希望する方々へ向けた、
熱いメッセージです。
それは、例えば、「はじめに」から抜粋した次の一文。
「地球以外の天体に移住したり生命そのものを改変したりといった、
自分たちの生のあり方自体を技術的に変えてしまうことが
工学的研究によって現実味を帯びてくると、
そもそも私たちは、どのような社会を作り、どのように生きたいのか、
という問いを根底から考え直す必要が出てきます。
ここで、人間にとっての意味や価値といった問題も取り扱う
人文科学や社会科学が登場することになります。
宇宙の研究は、今や自然科学以外の領域にも広がっているのです。」
また、「研究者のセンス」についても語られ、初学者にとって、
深い学びになります。
「世界を理解するために問題をどのように切り取るか、
その問題に対してどのような説明がよりよいと考えるか、
そこに研究者のセンスのようなものが問われます。」
宇宙関係の本は、難しい、というのが相場ですが、
本書は、入門書として全分野の初学者におすすめです。
【編集担当からのおすすめ情報】
物理にも宇宙にも興味のなかった文系の編集ですが、
磯部洋明さんの話はとても分かりやすく、
物理が理解できなくても、話の内容は理解できました!
研究というものが、どのように前に進んでいくのか、
また、学者の方々の興味の深め方、コラボの仕方など、
興味深い事が次々と明らかにされていきます。
そして、著者自身の和訳によるフリーマン・ダイソンの論文「Time without end」のイントロダクション。
「物理学的な検討のその先にある思索への道を提示」しているダイソンの論文について、熱く語る著者に、是非しびれてください!
【商品解説】
目次
- 第1章 宇宙を研究するということ
- 「宇宙」に関係した研究分野
- 太陽はどんな星?
- コロナ加熱問題
- コロナはなぜ不思議なのか?
- 何を明らかにしたら問題解決?
- 何が重要な問題なのか?
- 第2章 物理学を使って世界を理解するということ
著者紹介
磯部洋明
- 略歴
- 〈磯部洋明〉1977年神奈川県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士後期課程物理学・宇宙物理学専攻修了。京都市立芸術大学准教授。2009年文部科学大臣表彰・若手科学者賞受賞。
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「宇宙の謎に挑む」ではなく
2019/05/11 20:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙に関する最新のトピックスを紹介するというようなことではなく、『宇宙を研究するということが一体どういう営みなのか考え直し、それを通して「学問とは何であるか」という本シリーズに共通の問いについて考えること』を主眼とした本。
話題も豊富か一冊です。