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商品説明
山腹の一軒家に泊まった 天井は方形に切り取られていた 空を見ながら寝た 部屋の明かりを消すと 四角い額縁の中で 星は瞬き 雲は流れる(「原始霊長類になった夜」より) 詩集。【「TRC MARC」の商品解説】
◆「偶然」より
たまたまいまここにいるだけで
いなかったかもしれないわたし
たまたまいまここにいるだけで
やがていなくなるにちがいないわたし
だから
わたしは
あなたにわたしたい
わたしを
◆あとがきにかえて
平静を装う時代に別れを告げて
鎮魂歌でも唄うとするか
「おいらはタマ
タマタマ現在を生きてんの」【商品解説】
著者紹介
桂川 幾郎
- 略歴
- 一九四九年七月二一日(木) 岐阜県生まれ
詩集
『現場不在証明もしくは現場存在証明のためのノオト』(一九七八・矢立出版)
『妻のいない夜』(一九八八・紫陽社)
『わたし は わたし か?』(一九九九・紫陽社)
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