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紙の本
夏へのトンネル、さよならの出口 (ガガガ文庫)
著者 八目 迷 (著)
【小学館ライトノベル大賞ガガガ賞(第13回)】【小学館ライトノベル大賞審査員特別賞(第13回)】年を取る代わりに、欲しいものが手に入るという「ウラシマトンネル」の都市伝説...
夏へのトンネル、さよならの出口 (ガガガ文庫)
夏へのトンネル、さよならの出口
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商品説明
【小学館ライトノベル大賞ガガガ賞(第13回)】【小学館ライトノベル大賞審査員特別賞(第13回)】年を取る代わりに、欲しいものが手に入るという「ウラシマトンネル」の都市伝説。それらしきトンネルを発見した高校生の塔野カオルは、亡くした妹を取り戻すためトンネルの検証を開始する。未知の夏を描く青春SF小説。【「TRC MARC」の商品解説】
時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏
「ウラシマトンネルって、知ってる? そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入るの」
「なんでも?」
「なんでも。でもね、ウラシマトンネルはただでは帰してくれなくて――」
海に面する田舎町・香崎。
夏の日のある朝、高二の塔野カオルは、『ウラシマトンネル』という都市伝説を耳にした。
それは、中に入れば年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るというお伽噺のようなトンネルだった。
その日の夜、カオルは偶然にも『ウラシマトンネル』らしきトンネルを発見する。
最愛の妹・カレンを五年前に事故で亡くした彼は、トンネルを前に、あることを思いつく。
――『ウラシマトンネル』に入れば、カレンを取り戻せるかもしれない。
放課後に一人でトンネルの検証を開始したカオルだったが、そんな彼の後をこっそりとつける人物がいた。
転校生の花城あんず。クラスでは浮いた存在になっている彼女は、カオルに興味を持つ。
二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが……。
優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした話題作。
【編集担当からのおすすめ情報】
第13回小学館ライトノベル大賞で、異例の「ガガガ賞」と「審査員特別賞」W受賞! 審査員・浅井ラボ先生(『されど罪人は竜と踊る』)をして「そうか、才能ってこういうことか」と言わしめた驚異の新人がデビューします。イラストを手掛けるのは、幻想的で美しい情景が人気の若手イラストレーター・くっか氏。
夏の田舎町を舞台に、高校生の男女が時空を超えるトンネルに挑む、切なさに満ちた恋と青春の物語。『君の名は』『時をかける少女』『サマーウォーズ』など、青春SFの名作たちと並び称されるような、いつまでも心に残り続ける小説の誕生です。【商品解説】
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紙の本
幸読感
2019/10/19 22:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みが - この投稿者のレビュー一覧を見る
1本の映画を見終わったかのような満足感。
話の流れも、飽きることなく最初から最後まで物語の中にひたることができました。
誰しも、過去に「あの時、違う選択をしていたら」と思う思い出があるはず。
なくしたモノを取り戻す事はできなくても、その時の思いにもう一度戻れたなら、きっと今の自分なら1歩勇気を持って前へ進むことができる。
ウラシマトンネルの実態はわからないけど、もし、現実に、ウラシマトンネルを見つけられたら、1回は足を踏み入れてみたい。
読み終わったあと、この不思議な物語に安堵しました。
電子書籍
めちゃくちゃ面白い
2020/10/19 10:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅井ラボ先生の講評にひかれて読み始めたらめちゃくちゃ面白かった。あまりに美しく、気高く、そして痛みに満ちた物語に心身が浄化されました。作品のファンになる作品はあまたあれど、この作品では作者のファンになりました。美しい作品をありがとうございました。
電子書籍
のめり込んだ。
2019/11/14 15:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:R - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に感動した。ガガガ文庫らしくないと言うか、そう言う感じの本だった。表紙とタイトルに惹かれて手にして見たが、それに負けないくらい良い内容だった。特に後半は先が気になり一気に読んでしまった。とても良い作品でした。
紙の本
あたらしく
2019/10/23 01:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガガガ文庫はこうやって新しい型をどんどん世に送り出してくれるから良い。
時間の進み方が違うトンネルをめぐるお話。
どうしてもクライマックスがそこなので、
そこにたどり着くまでは長く感じる。
けれども、工夫も感じる。
たどり着いたら、あとは一気。
作品のイメージ的に、たまに混ざる気の抜けるような擬音表現は
やめた方がいいようには思った。