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商品説明
日の春をさすがに鶴の歩みかな(其角) はきながら草履を洗ふ清水かな(北枝) 芭蕉の弟子達の秀句365句を、句の季節によって配列し、鑑賞を加える。ふらんす堂のホームページ連載をまとめて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
◆揺るぎない完成への道
三六五句の
芭蕉の弟子達が求めた
揺るぎない
完成への道
365日シリーズ最新刊!
◆1月1日
日の春をさすがに鶴の歩みかな 其角
「日の春」は、「今日の春」の略で、元日のこと。この其角の造語について、師である芭蕉は「春の日」か「立春は」とするべきではないかと指摘している。とはいえ、「日」には眩しい初日の出のイメージも重ねているのではないか。だからこそ、鶴」の白さが際立つのであり、「春の日」では初日のかがやきが埋もれてしまう。めでたい新春にふさわしい、堂々たる鶴の歩みを詠み、名吟の風格がある。石田波郷に「吹きおこる秋風鶴を歩ましむ」(『鶴の眼』昭和十四年刊)があるが、対照的だ。波郷の鶴の寄るべない歩みには、現代人の憂愁が潜む。其角の鶴は、新春の喜びに晴々と胸を張っている。(「丙寅初懐紙」)季語=日の春(新年)【商品解説】
著者紹介
高柳克弘
- 略歴
- 〈高柳克弘〉1980年静岡県生まれ。早稲田大学教育学研究科博士前期課程修了。専門は芭蕉発句の表現研究。『鷹』編集長。「凛然たる青春」で俳人協会評論新人賞、「未踏」で田中裕明賞を受賞。
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