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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/08/22
  • 出版社: 東京創元社
  • サイズ:19cm/413p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-01091-1

紙の本

厳寒の町

著者 アーナルデュル・インドリダソン (著),柳沢由実子 (訳)

アイスランド人の父とタイ人の母を持つ男の子がレイキャヴィクで殺された。人種差別的な動機による殺人が疑われ、エーレンデュルら捜査陣は、アパートや学校を中心に捜査を始めるが…...

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厳寒の町

税込 2,310 21pt

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商品説明

アイスランド人の父とタイ人の母を持つ男の子がレイキャヴィクで殺された。人種差別的な動機による殺人が疑われ、エーレンデュルら捜査陣は、アパートや学校を中心に捜査を始めるが…。北欧ミステリ・シリーズ第5弾。【「TRC MARC」の商品解説】

男の子の年齢は十歳前後。地面にうつ伏せになり、体の下の血だまりは凍りはじめていた。アイスランド人の父とタイ人の母の間に生まれた男の子は、両親の離婚後母親と兄と一緒にレイキャヴィクのこの界隈に越してきた。人種差別からくる殺人が疑われ、エーレンデュルら捜査陣は、男の子が住んでいたアパートや通っていた学校を中心に捜査を始める。世界のミステリ界をリードする著者が現代社会の問題にメスを入れた、シリーズ第5弾。【商品解説】

著者紹介

アーナルデュル・インドリダソン

略歴
〈アーナルデュル・インドリダソン〉1961年アイスランド生まれ。フリーの映画評論家などを経て、作家デビュー。「湿地」と「緑衣の女」で2年連続してガラスの鍵賞を受賞。「緑衣の女」は英国のCWAゴールドダガー賞も受賞。

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評価内訳

紙の本

本当の問題は移民問題なのか

2024/05/26 18:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

北極圏に位置するアイスランドが、その最もアイスランドらしい貌を見せる真冬に、ある10歳の少年が刺殺された。彼はタイに「バックグラウンドをもつ」少年で、その家庭環境は複雑だ。この「バックグラウンドをもつ」という表現が、いわゆる移民問題に関してずいぶん及び腰の姿勢をとっているという感じを強く与える。
実際、その少年エリアスは、タイに旅行していたアイスランド男性が現地で知り合い結婚したタイ人女性スニーが、夫とともにアイスランドに移住してから生まれたハーフの子供で、その後両親は離婚し、現在は母親がタイ人の元夫との間にもうけた長男ニランと母親との3人暮らしをしている。このニランの存在を結婚当初は夫に隠していたスニー。そのこともあって夫婦仲は破局を迎え離婚にいたったらしい。しかし今は別のアイスランド男性との交際が始まり、そのほか弟であるヴィローテもアイスランドに移住し、何かと姉家族と交流をもっている。
いや、ストーリーの流れの中でこれらの事実が明かされる限りは、スラスラと頭に入ってくるのだが、この家族の複雑さは半端ではない。もし隣人にこういう背景を持つ人たちが越して来たら、余り関わりたくないかも・・・と思ってしまうに充分だ。

昨今の風潮で欧米諸国は軒並み移民問題に苦慮している。多くは経済的、あるいは本国の政情不安などの理由から、移民とも難民とも定義しづらい人々がより良い暮らしを求めて先進国に押し寄せている。最初は人道的配慮から制限を設けずこれらの人々を受け入れていた国々も、そこに割く予算が膨大となり、自国民が仕事を奪われるなど徐々に受け入れに消極的になり、イギリスなどは一定の条件を満たさない移民はアフリカのルワンダに移送する措置を採るらしい。
誰でもより良い生活を求める権利はあるものの、それが自国内で満たされないというのが根本的なところではないだろうか? 移民先の国である程度の成功を収めた人は、晩年になっても本国には帰国せず、支援する親類が亡くなった後はただ遥かな思い出の彼方に本国を追いやってしまうのだろうか? いわゆる故郷には何の感慨も抱かず、新しい国で人生を終えるのだろうか? 移住など考えたこともない人間にとっては、ただただ想像の外としかいいようがない。

今作の物語の中では、この移民問題はあくまで表面的なものに過ぎず、真実のテーマは確かな立ち位置のない人生からくる覚束なさではないかと思われる。
この意味でスニー一家はまさしく当てはまるし、ラスト近くになってやっと登場する経済的には恵まれた少年二人もそうだし、悲惨な人生を生きてきたと思しいアンドレスも十分この範疇に含まれるだろう。
結局ひとは家族でさえも踏み込めない領域というものがあって、そこに手を触れることができるのは自分自身のみ、どこまでも暗い中を自分の経験と知覚のみに頼って辿るしかないのではないか。それが生きるということなのだと思う。
得体のしれない老人ゲストゥールにたった一人で挑もうとするアンドレスの底知れない孤独と覚悟こそがこの問題のひとつの解答なのかもしれない。彼の登場シーンがとにかく印象的で、自分の考えに今最も近いものだというのが偽らざるところだ。

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2019/09/21 09:54

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