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商品説明
いつかのマンガ少年たちも還暦を過ぎた−。夢いっぱいのマンガ誌、憧れのちばてつや作品、手塚治虫作品、テレビとのコラボ…。官能小説家・睦月影郎が、少年時代に胸踊らせたマンガの思い出を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
貸本から、漫画誌に変遷していく昭和20年代。キラ星のごとく天才たちが現れ、現在に続くマンガの隆盛を築き上げた。
そんな時代に青春を過ごし、自らも漫画家を志した官能小説家・睦月影郎が、自らの人生とマンガの歴史を振り返り書き下ろす爆笑エッセイ!
漫画家さんたちの秘密もたっぷり!【商品解説】
目次
- ●序章 マンガがあれば何もいらない
- 目や頭に悪いと言われた/月刊誌と週刊誌/当時の週刊マンガ誌
- ●第一章 夢いっぱいのマンガ誌
- なんと豪華な付録たち/ロボット大集合/憧れの零戦/思い出のプラモ/宇宙人もいるぞ/柔道か剣道を/マンガの衣食住/充実のコーナー
- ●第二章 憧れのちばてつや作品
- 夢のような一夜/山ほど質問/可憐なヒロインたち/野生児の魅力/中高一貫の学園/溢れる思い出
- ●第三章 少年マガジンに明け暮れて
著者紹介
睦月 影郎
- 略歴
- 睦月影郎(むつき・かげろう)
昭和31年1月、横須賀市生まれ。
神奈川県立三崎高校卒業後、職を転々としてから23歳で官能作家デビュー。
著書は600冊に達する。官能の他、本名の奈良谷隆名義では時代物や戦記を
書き、ならやたかし名義ではマンガも出す(代表作、ケンペーくん)。
特技、剣道、居合道。日本文芸家クラブ副会長、日本漫画家協会会員。
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紙の本
流星号、流星号、応答せよ!
2020/02/26 15:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の著者睦月影郎という名前で、あああの作家とわかる人はかなりの官能小説好きかもしれない。
睦月さんはその名前で官能小説を500冊以上刊行しているというから、官能小説家としては大御所なのだろう。
官能小説家だからそういう類の本ばかり書いているかというと、そんなことはない。
実際睦月さんは「ならやたかし」という名前で漫画も描いているという。
睦月さんは官能小説家である前に、マンガ大好きな少年だったのだ。
この本はそんな睦月さんが子供の頃に出会い夢中になったマンガの話満載なのだ。
しかもうれしいことに睦月さんは昭和31年(1956年)生まれだから、昭和30年生まれの私とほぼ同い年。なので、ここに並んだマンガのほとんどに私もまた夢中になったものだ。
手塚治虫やちばてつやの名作の数々は覚えている人も多いだろうが、「遊星少年パピイ」や「宇宙エース」、「スーパージェッター」なんかになるともうあの時代に子供だった世代にしか通用しないマンガのような気がする。
何しろ睦月さんにとって、理想の乗り物は「スーパージェッター」の流星号というのだから、思わずわかるぅって叫びたくなる。
「流星号、流星号、応答せよ!」なんて、やっていたものだ。
世代が同じだとマンガを読む歩みもよく似てくる。
「マガジン」「サンデー」から「COM」とか「ガロ」を読みだし、自分も漫画家になりたいと思いだす。
そのうち上村一夫が描く妖艶な女性に悶えだしたりする。
この本はまるでタイムマシンのように私は少年時代に連れていってくれた。