- 販売開始日: 2021/05/28
- 出版社: ポプラ社
- レーベル: ポプラ社ノンフィクション
- ISBN:978-4-591-16420-4
故郷の味は海をこえて 「難民」として日本に生きる
著者 安田菜津紀 , 認定NPO法人難民支援協会
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...
故郷の味は海をこえて 「難民」として日本に生きる
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
日本に暮らす「難民」とよばれる人たちがたどってきた道のりを、故郷の料理に宿された記憶からひもとくノンフィクション。「難民」というと、海を隔てた遠くの人たちと思われがちですが、2018年に日本で難民申請をした人びとは1万493人もいます。それに対して、同じ年に難民認定を受けたのは、わずか42人です。よりよい共生社会をめざして、まずは私たちの無知や無関心をなくすことから始めましょう。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
食欲をそそる料理写真と人生の重さと
2020/01/25 05:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たら - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず特筆すべきことは、テーマ以前に料理写真がすばらしいこと。
香りや味まで伝わってきそうなカラー写真の数々は「飯テロ」状態で、これはもう立派なグルメ本だ。
だがその料理を作った人々は文字通りの「テロ」から逃げるなど、命の極限状態を体験し、日本にたどり着いてからも艱苦の人生を歩んだことが語られる。
美しく美味しそうな料理は、それぞれの土地で長く育まれた文化の証ーそう思うと何とも言えない。
せめて、来日後のより良い人生のためにと、適切な難民受け入れの社会的システムと法整備の必要を強く感じさせられた。