紙の本
シリーズ完結
2020/09/29 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
と謳われた帯を見てドキドキしながら手に取ったものの、自分の中ではどうにも盛り上がりに欠けたまま読み終えてしまい……なんだろう、面白くないわけではないんだけど……
正直一番がっかりしたのはカミラの描写で、作者が抱えさせた事情に対し、書き方があまりにも浅すぎると感じた。もしラーソンがカミラをこういう背景を持つキャラクターとして書いていたら、掘り下げ方は段違いだったのではと思ってしまう。もっと彼女の抱えた問題に対し、真摯に向き合っていたのでは。
ただ、それでも作者には感謝したい思いもある。4作目と5作目は楽しく読ませてもらったし、この人気作の続編を一から生み出すなんてものすごく大変だっただろうし。プレッシャーのあまり鬱病になってしまったことは本当に気の毒に思う。
しかしラーソンの遺族の意向次第でシリーズ続行も可能という状況、読者的には複雑すぎる……
投稿元:
レビューを見る
読みやすくてよかった。
ひも解いてしまえば、「なんだ」という気がしないでもないけど、ハッピーエンドと言ってよい終わり方だし、リスベットに明るい未来が見えてよかった。
作者が違うから、意味のない比較だけどやっぱりこのシリーズは第1作目が一番面白い。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第6弾。比較的おとなしめな上巻ではあるけれどリスベットとカミラの対面した瞬間の空気が張り詰め、リスベット、カミラ二人の感情が良かった。お互いが持つ憎悪、短い時間の再会と一気に温度が上がったような内面。そして一人の男の死から広がっていくもの。男の過去や複数の人物が絡み、欲や利己的なことなどたくさんあってそれがラストにつながってきてカミラとの対決。憎しみや悲しみなどが溢れてくるもので完結にふさわしいものではある。でもまだまだリスベットの物語を読みたくなる。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ完結でなく、この著者では、これが最後ってことなのね。ダヴィド・ラーゲルクランツさん、重圧の中、お疲れ様でした。場面展開が軽妙で読みやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
様々な人間のそしてリスベットの家族の綾が絡み合って目が離せないストーリーを紡いでゆく。
シリーズも最終話とのこと。
わたしの読書体験にに大きく関わってくれた「ミレニアム」
出会えて本当に良かった。
投稿元:
レビューを見る
1月-17。3.5点。
ミカエルの浮浪者殺人捜査、リスベット対カミラが同時進行。両者に関係はあるのか。
やっとスピードが出てくる。うーん、まあまあかな。
この作者でのミレニアムは最後。他の作家で執筆するかは、未定とのお話。
投稿元:
レビューを見る
なかなか面白かった。
最後までテンポもよく、とりあえずハッピーエンドかな。
ただエベレストの話とサランデルの絡みは最後まで中途半端だった印象。そんなに最後まで交互に話を入れる必要があったのかな。
これで完結と思ったら、訳者あとがきによると作者が変わって継続の可能性もあるとのこと。
ちょっと複雑。読みたい気もするけど、もう作者が3人目の連作となると完全にオリジナルの話から離れてしまう感じでもう私的にはこれで終了でいいかな。
とはいえ続編が出たらとりあえず読むだろうけど。
投稿元:
レビューを見る
必ず読んでいるミレニアムの第6巻。オリジナルの作者死後、今の作家が引き継いだという面白いシリーズ。これまでの5巻と比べると、今回は少しクォリティが落ちると思う。ストーリー立てに工夫し過ぎで、人物の心理や感情は薄くなった感じ。ミレニアムらしさが減っていると思う。今の作者による前2作はめちゃめちゃ面白かったので、この作者のせいではなく、単に今ひとつな出来に終わっただけだと思う。多分、また別な作家が引き継ぐと思う。
投稿元:
レビューを見る
ラーゲルクランツによるシリーズ最終巻。身元不明の男性死体はミカエルの電話番号を所持していた。生前の男の不可解な言動からミカエルがまず動き、彼の依頼を受けてリスベットがネットの闇を探り始める。そんなリスベットは双子の妹に自分から攻撃を仕掛けるべく、モスクワに現れる──といった序盤からスタート。ミカエルとリスベットの事案がクロスするのは下巻になってからで、前半はバラバラにゆるく展開するので若干モヤモヤした。
後半になってからモロモロが絡みだし面白いストーリーへと膨らんでいくのだが、最終巻という厚みには程遠く、何もかもが中途半端に終わった感が強い。カミラとの決着も呆気ないし、ミカエルとリスベットの物語の終結にも納得できないような。あとがきによると、“ラーゲルクランツのミレニアム”が終わったのであって、別の書き手による続編の可能性は否定してなかったので、その辺りを考慮してあえてこういうラストにしたのかと邪推してみる。
作者にはお疲れさまでしたと言いたい。そして感謝。続編があっても多分スルーしそうだわ。本家の三部作を再読したくなった読後感でした。
投稿元:
レビューを見る
すまん!
つまらなかった。。。
リスベット・サランデルが、
妹のカミラを殺せなかったんですよ上巻で・・・。
その理由があまりにも人間臭くってリスベット・サランデルじゃない!
と、
思ってしまったのと、
最後までエリカ様が活躍しなかった。。。
つか、
チームミレニアムぜんぜん活躍しなかったというか登場すらしてないでしょうっていう存在感。
カミラとの決着もがっかり感が。。。
あとがき読むと、
ミレニアムの版権を誰が持つか争ってるの?
それ次第で続きが書かれることもあるのか?
一応、
楽しみに待ってる!
投稿元:
レビューを見る
うん、なんだか「とっ散らかったまま」終わったな
という印象
ラーソンのPC内に残されているという、4巻
読みたい
投稿元:
レビューを見る
4,5に比べたらすごくおもしろくなっていた。でも、読み終えたあとは、やはりちょっと物足りない感じが残りました。1~3が好きすぎるので、どうしたってそれと比べてしまうんですよね。(2019年12月15日読了)
投稿元:
レビューを見る
ストックホルムで発見された遺体は物乞いで、おかしな事を口走っていたらしい。ポケットにジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストの電話番号が入っていたことから連絡があり、何者か調べて始めた。リスベット・サランデルは双子の妹と熾烈な闘いを始めた。シリーズ最終作。
うーむ。あまり面白くなかった。
エベレスト登山の話が大いに関わってくるのだけれど、強引というか必然性が感じられない。そして真相がややこしすぎてピンと来ないしスケールが小さ目。
そっちとは関係ないリスベットとカミラの闘いの方が読ませる。ハブとマングースの最終対決。
スティーグ・ラーソン亡き後、ラーゲルクランツが引き継いだシリーズは一旦終わりだそうで、遺族は出版社との契約を切ったそうだが、続編を作りたいと別の出版社が名乗りをあげてるそうなので、別の作者が書き継いでくれるかも知れない。キャラや設定は素晴らしいので続編希望。
投稿元:
レビューを見る
もうリスベットに会えないと思うと寂しい気がするが、ラーソン氏の死後にこれだけ読めたのだから満足している。内容は私にはイマイチ。最後はアメコミもどきでのけぞってしまった。
投稿元:
レビューを見る
エベレスト登頂の謎がとうとう明らかにされる。
一方でリスベットとカミラの姉妹の戦いに終止符が打たれる。(リスネットのカミラへの愛情も感じられました。)
本作もぐいぐい引き込まれあっという間に読了しました。
ミレニアム7はどのような話(作家も含めて)になるのだろうか?