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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/12/21
  • 出版社: みすず書房
  • サイズ:20cm/309,22p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-622-08873-8
  • 国内送料無料

紙の本

映画と黙示録

著者 岡田温司 (著)

私たちは〈世界の終わり〉を見たいのだろうか? ホラー、パニック、アクション、戦争、SF、ミステリー、フィルム・ノワール…。約250作を取り上げ、映画の想像力が挑む多様な解...

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映画と黙示録

税込 4,400 40pt

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商品説明

私たちは〈世界の終わり〉を見たいのだろうか? ホラー、パニック、アクション、戦争、SF、ミステリー、フィルム・ノワール…。約250作を取り上げ、映画の想像力が挑む多様な解釈に、映像の可能性と限界を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

〈もしもこの世界に終わりがあるとしたら、それはいつごろどんな風にやってくるのだろうか。それを克明かつ想像力豊かに記したのが、紀元後一世紀の末に書かれたとされる『ヨハネの黙示録』である。西洋においてこの本は、今日に至るまで、宗教はもとより、思想や芸術のみならず、政治や社会全般にいたるまで計り知れない影響力をもってきた。(…)神が死んだとされる現代においても、黙示録的な想像力がとりわけ映画において脈々と生きつづけているとするなら、それは、映画というメディウム――「霊媒」という意味もある――そのものが、一種の世俗化された「宗教」に他ならないからである。映画とは、儀礼と物語と美学の三つが出会う場なのだ。〉

核による人類滅亡、宇宙戦争、他者としての宇宙人(異星人)の表象、救われる者と救われない者、9・11という虚実の転倒と終末映画、そして、コンピューターやロボット、AIに支配される社会…。ホラー、パニック、アクション、戦争、SF、ミステリー、フィルム・ノワールなど、約250作を取り上げ、原典があらわすイメージ・思想と今日の私たちとの影響関係を解き明かす、西洋美術史・思想史家の面目躍如たる一冊。
「起こりうること」「間近に迫っていること」にとらわれて生きる私たち人間は、黙示録的な世界の鑑賞を欲しているのだろうか?

ブロム/カーティス/モース/ワトキンス/ロンム/ワイズ/ホークス/シーゲル/ベルイマン/マルケル/ゴダール/パゾリーニ/タルコフスキー/ベーラ/フライシャー/トランブル/ヴェンダース/ハネケ/キャメロン/ボイル/フォン・トリアー/バートン/レスター/マーフィー/カーペンター/ヒューズ兄弟/シャマラン/イニャリトゥ/ブロムカンプ/エドワーズ/ゴラック/ヴィルヌーヴ…【商品解説】

目次

  • 序、あるいは世界に終わりは来るのか
  • 第I章 核のアポカリプス
  • 第II章 天使か悪魔か――エイリアンの正体
  • 第III章 テイク・シェルター――現代のノアの箱舟
  • 第IV章 9・11 ビフォー/アフター
  • 第V章 終末を笑い飛ばせ――風刺とパロディ
  • 第VI章 名監督たちのアポカリプス
  • おわりに
  • 参考文献

著者紹介

岡田温司

略歴
〈岡田温司〉1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。同大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は西洋美術史・思想史。「フロイトのイタリア」で読売文学賞を受賞。ほかの著書に「映画は絵画のように」など。

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評価内訳

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2019/12/22 14:54

投稿元:ブクログ

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