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紙の本
テクストから遠く離れて (講談社文芸文庫)
著者 加藤典洋 (著)
【桑原武夫学芸賞(第7回)】ポストモダン思想とともに80年代以降、日本の文学理論を席巻した「テクスト論」批評。その淵源をバルト、デリダ、フーコーらの論にたどりつつ、同時代...
テクストから遠く離れて (講談社文芸文庫)
テクストから遠く離れて
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商品説明
【桑原武夫学芸賞(第7回)】ポストモダン思想とともに80年代以降、日本の文学理論を席巻した「テクスト論」批評。その淵源をバルト、デリダ、フーコーらの論にたどりつつ、同時代作家らの作品の読解を通して、新たな方法論を開示する。【「TRC MARC」の商品解説】
いま小説に何が起きているのか?現場の思考を貫いた著者が、同時代の文学・批評と格闘してつかんだ、共に生きるための思想。
『テクストから遠く離れて』は、一見、難しそうに見える本だ。けれども、難しいのには理由がある。それは、ほんとうに大切なことだけれど、それをきちんと理解するためには、ぼくたちがふだん考えているような、「適当な」、あるいは、「みんなが考えているのでそうだと思いこんでいる」やり方では、ダメだ、という場合があるからだ。ときには、「堅い」ものを噛まなきゃならない必要がある。ぼくたちのからだに必要な「栄養」を与えてくれるものを、摂取するためには。
―ー高橋源一郎(「解説」より)
ポストモダン思想とともに80年代以降、日本の文学理論を席巻した「テクスト論」批評。その淵源をバルト、デリダ、フーコーらの論にたどりつつ、大江健三郎、高橋源一郎、村上春樹、阿部和重ら、同時代作家による先端的な作品の読解を通して、小説の内部からテクスト論の限界を超える新たな方法論を開示した、著者の文芸批評の主著。批評のダイナミズムを伝える、桑原武夫学芸賞受賞作。
【商品解説】
著者紹介
加藤典洋
- 略歴
- 1948・4・1~2019・5・16。文芸評論家。山形県生まれ。1972年、東京大学文学部仏文科卒。国立国会図書館勤務、明治学院大学教授を経て、早稲田大学名誉教授。85年『アメリカの影』で文芸評論家としてデビュー。97年『言語表現法講義』で新潮学芸賞、98年『敗戦後論』で伊藤整文学賞、2004年『テクストから遠く離れて』『小説の未来』で桑原武夫学芸賞を受賞。主な著書に『日本風景論』『戦後的思考』『人類が永遠に続くのではないとしたら』『戦後入門』『9条入門』 『大きな字で書くこと』などがある。
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