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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/05/26
- 出版社: 知泉書館
- サイズ:23cm/235p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-86285-314-1
- 国内送料無料
紙の本
意思決定理論 (数理経済学叢書)
著者 林 貴志 (著),神谷 和也 (編集委員),楠岡 成雄 (編集委員),グレーヴァ香子 (編集委員),武隈 愼一 (編集委員),原 千秋 (編集委員),俣野 博 (編集委員),丸山 徹 (編集委員)
【日経・経済図書文化賞(第63回)】公理的方法に基づく意思決定理論の教科書。公理的方法の「基本動作」を習熟できるよう、意思決定理論における基本的トピックについて証明まで含...
意思決定理論 (数理経済学叢書)
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商品説明
【日経・経済図書文化賞(第63回)】公理的方法に基づく意思決定理論の教科書。公理的方法の「基本動作」を習熟できるよう、意思決定理論における基本的トピックについて証明まで含めて解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は意思決定理論における基本的トピックについて証明と解説をし,公理的方法の「基本動作」を習得することを目的とする意思決定理論の教科書である。基本動作とは,モデルの直接観察可能な事柄を確定し,観察により公理を直接検証可能な命題に表現し,さらに公理系が含む意味を表現定理の形にすることである。
意思決定理論での公理には二つの役割がある。
まず「意思決定とはいかにあるべきか?」という規範的議論。ここでは「合理性」の基準を明確にし,推移性の公理により首尾一貫性としての「合理性」を考察する。
次に「人は実際どのように意思決定するのか?」という事実解明的な議論。ここでの公理の役割は選択行動を観察して,直接検証可能な性質を明らかにすることである。推移性の公理により,実際に人間の選択行動が持っていると想定される性質を検討する。人間の選択に形式的な法則性を見出すのは難しいが,選択の性質を公理という独立した命題の形で表現することにより,理論をできるだけ直接反証可能なものにする。
規範的議論における公理の役割は比較的明瞭であるが,事実解明的議論では注意深い留保条件が必要となる。最終的には,公理的分析によってこの公理を満たす意思決定方式が,ある種の関数の最大化として表現される。【商品解説】
目次
- 第1章 選好とその表現
- 1.1 選好関係
- 1.2 選好の表現
- 第2章 顕示選好
- 2.1 弱順序の最大化による合理化可能性
- 2.2 全順序の最大化による合理化可能性
- 第3章 多項目からなる選択肢と分離性
- 第4章 危険下の決定基準
- 4.1 危険回避と期待効用理論
- 4.2 期待効用理論の公理的特徴付け
著者紹介
林 貴志
- 略歴
- 〈林貴志〉1974年千葉県生まれ。ロチェスター大学経済学Ph.D.取得。グラスゴー大学アダム・スミス・ビジネススクール教授。意思決定理論・ミクロ経済理論を専攻。
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