俳句ステップ！ （こころのつばさシリーズ）

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七実や早知恵、相沢の作った俳句がよかった。
俳句が近くなりそう。

せっかくなのでもっと俳句テーマのほうが自分の好みだったかな。

俳句に夢中で言いそびれたんだろうなと思うけど、｢ごめんなさい｣は言葉にしといたほうがよい気がした。

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自分だけの俳句ステップで。良い終わり方だ。七実みたいな子も、さちえさんみたいな子もきっといる。小学生にもいろんな人間関係があるよなぁ。俳句をつくることで自分の気持ちを言葉にできる、そんな伝え方もいいのかもしれない。

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七実の秘密は、公園で知り合った薫子さんに教わって俳句を作っていること。ある日、七実のクラスから市の俳句コンクールで入選者がいたことを知らされます。先生が黒板に書き出した受賞作品は、なんと七海が遠足で行った動物園で作った俳句。コンクールに出した覚えはないけれど自分の名前が呼ばれるとドキドキする七実ですが、入選者として名前を呼ばれたのはクラスの優等生の早知恵でした。「私の俳句なのにどうして？」俳句を通して子どもたちの心の動きを描いた作品。

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俳句をめぐるこどもたちのトラブルから俳句の世界が身近に、魅力的に迫ってくる。自分でも作れる！こうやって楽しむんだ、とわかりやすい。

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俳句、わかるようでわからない、面白いけど楽しみ方これでいいのかな？
と迷っている背中を押してもらえたような本。

あとがきより、
“楽しいことは、楽しいといわず、うれしいことは、うれしいといわず、（中略）その楽しさ、うれしさ、くやしさ、きれいさを、別の言葉でつたえるのです。”

楽しい！嬉しい！悲しい！と感情を伝えることが正しい（ので、上手く伝えられない私は…）と思っていたいつかの自分に手渡したい。
こういう想いの伝え方があるんだよ、と。

気軽な句会、やってみたいな〜

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3年生から。教科書に実際に学習する俳句が出てくるのがいい。
おとなしい主人公が、クラスメイトに自分の俳句を盗作されたことをなかなか言い出せないところを、俳句仲間のおばあさんがフォローしてくれるところがいい。

あとがきがとてもわかりやすくてよかった。
「楽しいことは、楽しいといわず、
うれしいことは、うれしいといわず、
くやしいことは、くやしいといわず、
きれいなものは、きれいといわず、
その楽しさ、うれしさ、くやしさ、きれいさを、別の言葉でつたえるのです。」