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読割 50
紙の本
軍旗はためく下に 増補新版 (中公文庫)
著者 結城昌治 (著)
【直木賞(63(1970上半期))】陸軍刑法上、死刑と定められた罪。敵前逃亡・奔敵、従軍免脱、司令官逃避、敵前党与逃亡、上官殺害…。太平洋戦争末期、戦地で裁かれ処刑された...
軍旗はためく下に 増補新版 (中公文庫)
軍旗はためく下に 増補新版
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商品説明
【直木賞(63(1970上半期))】陸軍刑法上、死刑と定められた罪。敵前逃亡・奔敵、従軍免脱、司令官逃避、敵前党与逃亡、上官殺害…。太平洋戦争末期、戦地で裁かれ処刑された兵士たちの非情の真相を描く。自作再読エッセイも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
敵前逃亡・奔敵、従軍免脱、司令官逃避、敵前党与逃亡、上官殺害。陸軍刑法上、死刑と定められた罪で戦地で裁かれ処刑された兵士たち。戦争の理不尽を描いた直木賞受賞作に著者の自作再読エッセイを収録した増補版。
〈解説〉五味川純平
〈巻末エッセイ〉川村湊
【商品解説】
収録作品一覧
敵前逃亡・奔敵 | 7−61 | |
---|---|---|
従軍免脱 | 63−106 | |
司令官逃避 | 107−147 |
著者紹介
結城昌治
- 略歴
- 結城昌治
一九二七(昭和二)年、東京に生まれる。四九年、早稲田専門学校を卒業し、東京地検に勤務したが、結核が発病し三年間の療養生活を送った。五九年、短篇「寒中水泳」によって認められ、『ひげのある男たち』『ゴメスの名はゴメス』等を執筆し、ユニークな推理作家として注目された。七〇年、「中央公論」に連載した『軍旗はためく下に』で第六十三回直木賞を受賞。ほか『夜の終る時』『志ん生一代』など著作多数、「結城昌治作品集」(全八冊)がある。九六(平成八)年一月没。
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紙の本
軍旗はためく下に
2020/07/31 22:27
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:denndennmakimaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦中に実際に起きた軍事裁判に題材をとったフィクション小説。
初版発行時にはまだ在名していたモデルの人物でいたであろうから、フィクションの形式をとらざるを得なかった事情も伺える。
しかし内容は、ほぼ実際に起きた事件をなぞらえているようだ。
戦陣訓が生んだ悲劇の数々。
戦時下での軍事法廷での出来事とは言え、否、戦時下の司法だからこそ、司法の暴走もまた止めることはできなかった。
検察司法、裁判所への信認が揺らぐなか、戦後75年のいま、法曹界関係者に読んで欲しい一冊。
紙の本
軍旗はためく下に
2020/08/20 14:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなに理不尽なことがあったのかと思うと気持ちのやり場がありませんし、言葉もありません。何があったのかを知りたいと思っているので、読んで良かったです。