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紙の本
『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』 出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた (平凡社新書)
著者 大山眞人 (著)
外国人音楽家の力を借りた国歌「君が代」、フランス人音楽家の曲をもとにした「陸軍分列行進曲」といった敵性音楽を、「出陣学徒壮行会」の場で平気で用いるしたたかさは、どこからく...
『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』 出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた (平凡社新書)
『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』
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商品説明
外国人音楽家の力を借りた国歌「君が代」、フランス人音楽家の曲をもとにした「陸軍分列行進曲」といった敵性音楽を、「出陣学徒壮行会」の場で平気で用いるしたたかさは、どこからくるのか。音楽史の視点からその闇に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
明治に入り、日本は欧米列強に対抗すべくさまざまな近代化を推し進める。音楽も例外ではなく、外国人音楽家の力を借りて国歌『君が代』が誕生、さらに『陸軍分列行進曲』が、フランス人音楽家の曲をもとに、編曲を繰り返すことで陸軍が制定する行進曲につくり上げられていく。太平洋戦争へと突き進むなかで敵性音楽は禁止される。だが、「出陣学徒壮行会」の場で、作曲者の名を伏せて行進曲は使用されたのだ。
敵性音楽を平気で用いるしたたかさは、どこからくるのか。音楽史の視点からその?闇?を明らかにする!
【商品解説】
明治期、外国人によってつくられた日本の軍歌や国歌はなぜ、敵性用語が禁止された時代に作曲者の名前を伏せてまで使われ続けたのか。【本の内容】
目次
- 《目次》
- はじめに
- 第1章 『陸軍分列行進曲』とシャルル・ルルー
- シャルル・ルルーは、なぜ日本国に招聘されたのか
- パリ音楽院で学んだすべてを日本陸軍軍楽隊に注ぎ込む
- 鹿鳴館の完成とルルーの存在意義
- 新生日本国がまずやらなければならなかったこと
- 軍歌『抜刀隊』の誕生
- 『抜刀隊』の調性と転調について
- 第2章 『陸軍分列行進曲』はなぜつくられたのか
著者紹介
大山眞人
- 略歴
- 〈大山眞人〉1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、ノンフィクション作家。著書に「銀座木村屋あんパン物語」「昭和大相撲騒動記」など。
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ニュートラルな立場
2020/12/20 10:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名だけ見ると、社会科学的アプローチで迫る本かな、と思うけど、
読んでみると、音楽的アプローチが中心だった。
いずれの曲も、成り立ちは論じるが、使われ方は追及しない。
戦前の軍隊の曲をそのまま自衛隊が引き継いでいいのか、
「君が代」が公務員の踏み絵に使われていないか、
というような問題意識もなさそうだ。
それは、これらの曲に対するニュートラルな立場ということで、
その立ち位置の効果によって、説明がとてもわかりやすくなっている。
腰巻きにある「“闇”に迫る!」は、言い過ぎ。
逆に、本文の中立性を損なっている。