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紙の本
不自由な脳 高次脳機能障害当事者に必要な支援
著者 鈴木大介 (著),山口加代子 (著),一般社団法人日本臨床心理士会 (編)
言葉が出てこない、情報過多からパニックが起こる…。さまざまな症状を抱える高次脳障害者。その当事者が臨床心理士と対談し、自らの体験を語るとともに、心理職や現場の支援者に求め...
不自由な脳 高次脳機能障害当事者に必要な支援
不自由な脳
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商品説明
言葉が出てこない、情報過多からパニックが起こる…。さまざまな症状を抱える高次脳障害者。その当事者が臨床心理士と対談し、自らの体験を語るとともに、心理職や現場の支援者に求める役割等にも言及する。【「TRC MARC」の商品解説】
2015年に脳梗塞を発症し、高次脳機能障害と診断されたルポライターの鈴木大介と、長年リハビリテーションセンターに勤めた経験を持つ臨床心理士の山口加代子による対談を、日本臨床心理士会の協力を得て書籍化。当事者と心理師の目線から中途で障害を負うということについて語り、支援の在り方を問う。
高次脳機能障害者の日々の生活において、症状がどのような現れ方をするのかが当事者感覚をもって具体的に語られ、さまざまなエピソードには、神経心理学の視点からの解説も加えられる。目に見えない障害とも言われる高次脳機能障害の症状と、そこから生じる日々の生活上の困り感や心理的反応について、周囲の人が理解する手助けとなるよう構成されている。
心理職のみならず、リハビリに携わる専門職や福祉サービスの現場の人たちが支援を考える上で必須となる一冊。同じような困り感を抱える当事者やその家族にも読んでもらいたい。【商品解説】
目次
- はじめに:四ノ宮美恵子
- 対談 不自由な脳―高次脳機能障害当事者に必要な支援:鈴木大介×山口加代子
- 1 発病前の生活の様子
- 病前の仕事、ハードすぎる毎日
- 2 発病
- 予兆/倒れた時の状況、対応、感覚/自分はどこまで壊れているか
- 3 入院中の様子
- 大当たりだったSTさん/障害当事者になってラッキー?/複視/発症に感じた達成感と開放感/自分の中に残っている部分/効果的だった体のリハビリ
- 4 退院後に気付いたこと
- 情報が多いと……/壊れた脳を運転している感じ/パニックの怖さ/言葉が出てこない/不格好なジェスチャー/感情のコントロール/問題行動の後には死にたくなる/暴言・暴力の背景には/表情のコントロール/心理的急性期/急性期を脱した後/感情のフラッシュバック/少年期について―性格・人格の先鋭化/突然の出来事での驚き&思考停止/「こんにちは」のプレッシャー/電話という暴力的突発コミュニケーション/ワーキングメモリの問題/できない自分を開示し人を頼る/会計でお金が払えない/電子書籍/易疲労/易疲労の改善方法/抑肝散
著者紹介
鈴木大介
- 略歴
- 〈鈴木大介〉1973年千葉県生まれ。文筆業。高次脳機能障害当事者。
〈山口加代子〉中央大学大学院講師。リハビリテーション心理職会顧問。日本高次脳機能障害友の会顧問。
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