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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/09/05
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:22cm/272p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7985-0292-2
- 国内送料無料
紙の本
帝国陸海軍の戦後史 その解体・再編と旧軍エリート
著者 山縣 大樹 (著)
近代日本において政治勢力の一翼を担った帝国陸海軍は、どのように戦後を迎えていったのか。帝国陸海軍の解体と再編をめぐる一連の過程における「旧軍エリート」の動向を通じて、その...
帝国陸海軍の戦後史 その解体・再編と旧軍エリート
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商品説明
近代日本において政治勢力の一翼を担った帝国陸海軍は、どのように戦後を迎えていったのか。帝国陸海軍の解体と再編をめぐる一連の過程における「旧軍エリート」の動向を通じて、その特質を明らかにし、歴史的意義を解明する。【「TRC MARC」の商品解説】
近代日本のなかで主要な政治勢力の一翼を担った帝国陸海軍は、太平洋戦争の敗戦とともに「解体」を余儀なくされ、政治・社会の表舞台から姿を消した。しかし、このことは旧軍の政治的・社会的な一掃を意味せず、対日占領を挟む戦後史のなかで、一部の組織や制度は「再編」されて存続した。こうした過程を〈帝国陸海軍の戦後史〉としてとらえた場合、旧軍エリート(概ね終戦時に佐官級以上であった職業軍人)の政治的な言動は、どのように位置付けることができるのであろうか。
本書では、かかる問いに対して、三つの視点――①GHQの対日占領を下支えした復員組織職員の動向と役割の解明(第一章・第二章)、②「経済的非武装化」としての軍人恩給廃止の衝撃とその反動(第三章・第四章)、③対日再軍備過程における旧軍エリートの認識・活動とその影響(第五章)――から考察を進めていく。復員・恩給・再軍備をめぐる旧軍エリートの動向を通じて、アクターとしての特質や、彼らの行動を支えた構造的な背景や要因、さらには政策への影響等も含めて、その実態を広く解明する。こうした試みは、占領史・戦後史研究で等閑視されてきた、旧軍エリートの「政治性」を浮き彫りにする契機となろう。【商品解説】
目次
- 序章 課題と視角
- 一 問題の所在
- 二 占領史・戦後史研究のなかの帝国陸海軍
- 三 本書の課題と視角
- 四 本書の構成
- 第一章 敗戦と武装解除
- はじめに
- 一 終戦と帝国陸海軍
- 二 旧陸軍と内地復員
- 三 旧海軍の艦艇処分
著者紹介
山縣 大樹
- 略歴
- 〈山縣大樹〉1988年福岡市生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程修了。博士(比較社会文化)。独立行政法人国立公文書館非常勤職員(統括公文書専門官付公文書専門員)。
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