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紙の本
統計で考える働き方の未来 高齢者が働き続ける国へ (ちくま新書)
著者 坂本 貴志 (著)
賃金は増えていないのか。格差は広がっているのか。年金はもつのか…。労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度の変遷等を統計データから分析し、労働の未来...
統計で考える働き方の未来 高齢者が働き続ける国へ (ちくま新書)
統計で考える働き方の未来 ──高齢者が働き続ける国へ
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商品説明
賃金は増えていないのか。格差は広がっているのか。年金はもつのか…。労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度の変遷等を統計データから分析し、労働の未来像を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度の変遷などを多くの統計をもとに分析し、それをもとに未来を予測、高齢者の働き方を考える。【商品解説】
労働の実態、高齢化や格差など日本社会の現状、賃金や社会保障制度の変遷などを多くの統計をもとに分析し、労働の未来を構想する。【本の内容】
著者紹介
坂本 貴志
- 略歴
- 〈坂本貴志〉1985年生まれ。一橋大学国際公共政策大学院公共経済専攻修了。厚生労働省、内閣府で官庁エコノミスト等を経て、リクルートワークス研究所研究員。
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難しい
2021/04/14 10:59
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少子高齢化の進む日本における日本人の働き方の未来について統計データを基によく分析されている内容である。
統計データはコンピュータを用いて迅速に処理できるようになったが、データそのものの信頼性、真偽について検証できているかどうかは別のことである。科学分野であれば再現性が担保されることが必要なのでデータの信頼性は再現実験によって確認できる。社会科学分野ではその辺が少々心許ないようだ。検証、確認のための現場調査や他の調査結果などとを比較し、吟味する必要がある。統計データの都合のよい読み取り方、あるいは都合の良いデータのみを使用して説明をくり返すこともよくあることだ。本書では厚生労働省など国の統計調査結果データを処理して分析しているが、その統計データの信頼性の吟味について説明はないようだ。
著者の主張は、結果的に、吟味はあるせよ、概ね政府の主張通りのことを裏付けるような結論に導かれている。最近の統計データを用いているのだから無理からぬことかもしれない。本書の説明には説得力もあるが、その方向性の是非に関する突っ込んだ論評があればよいのだが、これは難しいことかもしれない。