倦怠期は犬も食わない （ＣＨＯＣＯＬＡＴ ＢＵＮＫＯ）

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：まり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

くっついてから更に後の倦怠期から始まるお話。私は藤島さん的な人柄に同情しがちなので、あとがきで作者様が仰っていた通り一心に最初「調子にのるなよ！」と反感を覚えました(^.^)そして素敵なイラストで一心の魅力を実感できたのもあとがきの通りです。すったもんだの末に藤島さんが自分の素直な気持ちを認められてスッキリしました。「ストレスがあるのに、長年の癖でほだされて素直に可愛くさせられてやっぱり離れられない‥」という甘々なエンドではなく、また一心がスパダリになるわけでもなく、ちゃんと納得できる所まで2人の変化が描かれていて良かったです。

私は可愛い、華奢、綺麗系の受が苦手なんですが、こういったくっついた後から始まる話（続編でなく）なら色んなタイプのカップルの話が読みたいなぁと思いました！

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：きいち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

両想いになって、幸せになって…
その後何年も一緒にいて、これは恋と言えるのか？惰性で一緒にいるだけでは？別れる理由がないだけなんじゃ？
と不安になるアラフォー主人公が悶々と悪い方へ悪い方へ考えてしまって、それをおおらか過ぎる自由人（放浪癖あり）年下彼氏が一生懸命受け止める、とても素敵なお話でした。
わたし自身が30代ということもあって、ハッピーエンドのその後、大人になってからの関係にとても刺さりました。
結局はお互い大好きすぎる2人のやりとりがとても可愛かったです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ささ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

受けが生真面目な教師、攻めが自由人な旅人だったのですが、自分らしく生きるのに互いが互いを必要としているふたりの関係性が良かったです。
年を取って魅力が無くなったのではとか別れる理由がないから別れないだけではとか受けがグルグル悩んで、攻めにぶつけているのですが、受け目線のモノローグでは自由な攻めが好きなのが分かるし、攻めのセリフの端々に受けへの好きな気持ちが伝わってくるので、倦怠期の話だと読んでいてモヤモヤしそうなのに安心して読めました。
むしろ、受けの愚痴が惚気に見えてくる有り様w
とても良いものが見られたと思いました。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：空と風が好き　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

両想いでめでたしめでたしめでたし、で終わる話が多く、その後の話はSSはあっても数年後の倦怠期をじっくりと読める話は少ないのです。主に藤島さんの側からの気持ちがじっくりと描かれていて、共感するやら焦ったいやら、話にのめり込みました。やはり2人の事は2人にしかわからないし、2人で話し合って理解したり、尊重し合っていくことが出来ると長続きするのですね、と思いました。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：みみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あまりみない題材に興味がそそられて購入しました。

読めて良かった！！藤島も一心もどっちも可愛い。
なんだかんだ執着攻めなとこも良い。。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：もも　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

同性カップルの話ですが、異性同士のカップルでも、付き合いが長くなれば経験するような《あるある》が満載で、おかしかったり共感して切なくなったりしながら読みました。
弱かったり臆病だったり、でも本気で守りたい何かには精一杯手を伸ばそうとする強さもあったりする、隣にもいそうな人が主人公であるところが、夕映先生の作品の魅力かなと個人的に思っています。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

どんなに情熱的に恋をしても、恋が叶ってから15年も一緒にいると恋をした当初とは変わって来るのは当たり前だろう。
依然として年上の男は自由な男を愛してたし、年下の男は甘やかされそれにちょっと慣れてしまっただけ。
ハッピーエンドのその後も愛は無くなってなんかいなかった。