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紙の本
メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平 (幻冬舎文庫)
著者 波多野聖 (著)
東西帝都EFG銀行の執行役員になった二瓶正平。彼の新たな仕事は、金融庁の鶴の一声で決まった地方銀行の再編だった。だが幹部らはなぜか消極的。このプロジェクトを成功させるべき...
メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平 (幻冬舎文庫)
メガバンク最後通牒 執行役員・二瓶正平
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商品説明
東西帝都EFG銀行の執行役員になった二瓶正平。彼の新たな仕事は、金融庁の鶴の一声で決まった地方銀行の再編だった。だが幹部らはなぜか消極的。このプロジェクトを成功させるべきなのか、それとも…。【「TRC MARC」の商品解説】
弱小銀行出身ながらも、生真面目さと優しさを武器に執行役員になった二瓶正平。そんな彼の新たな仕事は、金融庁の鶴の一声で決まった地方銀行の再編だった。だが、幹部らはなぜか消極的で、集められたメンバーも一年後に退職が決まっている社員ばかり。このプロジェクトを成功させるべきなのか、それとも――。二瓶の手腕が試されるシリーズ第三弾。【商品解説】
著者紹介
波多野聖
- 略歴
- 一九五九年、大阪府生まれ。一橋大学法学部卒業後、農林中央金庫、野村投資顧問、クレディ・スイス投資顧問、日興アセットマネジメントなど国内外の金融機関でファンド・マネージャーとして活躍する。著書に「銭の戦争」シリーズ、『能楽師の娘』『ダブルエージェント 明智光秀』などがある。
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地方らしさと地域密着型銀行
2022/01/24 07:59
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズ、好きなのですが、今回は??が多かったような。経済小説的な様相が薄れて、地域密着型の銀行を作るというミッションも主題ではなく、その過程で明らかになった問題、事件に対処していく話。桂ではなく、二瓶が主役となっていくと、今回のように、人の話を聞いて課題を解決していく、という話になるのかな。最後の方は壮大な話で、もはや解決するというより明らかになる歴史を知る、という状態。桂は今回の話では存在感なく、残念。
一方で、地域経済のあり方、独自性を保った地域発展とそこへの融資や投資のあり方に関して問題提起してくれているのは重要。インターネットの普及やポストコロナで、東京一極集中に疑問を感じる働き手世代も増えている。九州のような元気な地域があることを見せるだけでなく、地域創生の大きな絵の描き方とその中での地域を支える銀行の在り方についてせっかくなのでもう少し踏み込んでもらえるとよかった。