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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2020/11/13
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/519p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-521239-4

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文庫

紙の本

奔流恐るるにたらず (講談社文庫 重蔵始末)

著者 逢坂 剛 (著)

5度の蝦夷地巡見を終えた近藤重蔵は、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、役なしの小普請入りとなり…。有能な学者・探検家としての自信が燃え盛っていた重蔵、その晩年に訪れる...

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奔流恐るるにたらず (講談社文庫 重蔵始末)

税込 1,012 9pt

奔流恐るるにたらず 重蔵始末(八)完結篇

税込 1,012 9pt

奔流恐るるにたらず 重蔵始末(八)完結篇

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商品説明

5度の蝦夷地巡見を終えた近藤重蔵は、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、役なしの小普請入りとなり…。有能な学者・探検家としての自信が燃え盛っていた重蔵、その晩年に訪れる、あまりに意外な末路とは。完結巻。【「TRC MARC」の商品解説】

八歳で四書五経をそらんじ、十四歳で十三経に達した俊英でありながら、普段は傍若無人で傲岸不遜な近藤重蔵。五度にわたる蝦夷地巡見を終えた後は大坂弓奉行となって大塩平八郎の知己を得るなどするが、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、ついに役なしの小普請入りとなる。
学識豊かな学者であり、あくなき探検家でもあった重蔵の、あまりにも意外なその後の道行きは。そして、生涯の宿敵となった女賊りよとの最後の対決は──。

ハードボイルドや警察小説で活躍していた著者が2000年に初めて挑んだ時代小説が、堂々たる代表作となった。「重蔵始末」シリーズ、ついに完結。【商品解説】

著者紹介

逢坂 剛

略歴
1943年東京都生まれ。80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞受賞。86~87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2001年6月から05年5月まで、日本推理作家協会理事長。13年に第17回日本ミステリー文学大賞、15年に『平蔵狩り』で第49回吉川英治文学賞、20年、百舌シリーズで第61回毎日芸術賞を受賞。ハードボイルド、警察小説、時代小説など幅広い分野で健筆を振るっている。近著は『百舌落とし』など。

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豪傑のちょっと侘しい晩年。

2022/05/29 11:21

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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

豪傑のちょっと侘しい晩年。知力・体力共に恵まれた稀代の豪傑の大胆な生き方に反して、その晩年はあまり順風とは言えなかったのは残念。唯我独尊とも見える生き方にもよるが、彼の力を恐れた周囲の嫉みも手伝ったかも。生まれるのが70年程遅く、幕末に20歳代だったら確実に歴史に名を遺す重要人物になったのではと惜しい気がする。小説的にも宿敵:りよの出番が少なく緊迫感に欠けた。本シリーズは重蔵という稀代の豪傑の生き方だけでも十分面白かったが、もう一つの流れとして執拗に攻撃を仕掛けてくる宿敵:りよとの対決が適度の活劇要素を付加して面白みを盛り上げていた。敵にここまで惚れられるという重蔵という男、憎いね~~~。(笑)

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