- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/10/26
- 出版社: 幻戯書房
- サイズ:19cm/448p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86488-209-5
- 国内送料無料
紙の本
イェレナ、いない女 他十三篇 (ルリユール叢書)
著者 イボ・アンドリッチ (著),田中 一生 (訳),山崎 洋 (訳),山崎 佳代子 (訳)
東方世界と西方世界を結ぶバルカン半島の歴史から「橋の哲学」を築き上げた、20世紀の南スラブ文学を代表する文学者アンドリッチ。表題作をはじめ全8篇の短篇小説、散文詩、エッセ...
イェレナ、いない女 他十三篇 (ルリユール叢書)
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商品説明
東方世界と西方世界を結ぶバルカン半島の歴史から「橋の哲学」を築き上げた、20世紀の南スラブ文学を代表する文学者アンドリッチ。表題作をはじめ全8篇の短篇小説、散文詩、エッセイを収録した精選作品集。【「TRC MARC」の商品解説】
目にするものはすべて詩であり、手に触れるものはすべて痛みである。
不正義、不条理に満ちた世界で人びとはいかに生きるか。
歴史に翻弄される民族を見つめ、人類の希望を「橋」の
詩学として語り続けたノーベル文学賞作家アンドリッチ──
「橋」、短編小説八篇、散文詩『エクス・ポント(黒海より)』
と「不安」、エッセイ三篇を収録した精選作品集。
歴史の不条理を、若きアンドリッチは身をもって体験した。第一次大戦中の思想犯としての獄中生活は、戦争という外的世界を凝視させると同時に、「幽閉された者」の精神的な内的世界へと作家を招き入れる。歴史と魂の問題は、作家の生涯を通じて、詩学を支える二本の柱となった。この詩学の魅力は、新現実主義と形而上主義の両面を持ちあわせ、見える世界と見えない世界を結び合わせる力にある。集団と自我、天と地、魂と肉体、異なる二つのものを引き裂くもの、繫ぎ合わせるものに、作家は光をあてる。アンドリッチの問いかけは、人はどう生きるべきかではなく、人々はどう生きるかという人類的な問題である。──「訳者解題」より【商品解説】
収録作品一覧
橋 | 7−11 | |
---|---|---|
アリヤ・ジェルゼレズの旅 | 15−46 | |
蛇 | 47−62 |
著者紹介
イボ・アンドリッチ
- 略歴
- 〈イボ・アンドリッチ〉1892〜1975年。ボスニア生まれ。ユーゴスラビアの詩人、小説家、評論家。ノーベル文学賞受賞。
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